来場者の画像を取り込んで合成し、仮想の町並みを行き来する展示=大阪市福島区デジタルを駆使した最先端の映像技術とともに、組み立てながらものづくりの体験ができる教材用ロボットも展示された=大阪市福島区手の不自由な人が利用できる食事支援ロボットも展示され、食べる様子が実演された=大阪市福島区
12年の街開きが予定されるJR大阪駅北側の梅田・北ヤード再開発地区で、目玉施設となる「ナレッジ・キャピタル」(知的創造拠点)の展示内容が12日、一足先に初めて公開された。会場の大阪市福島区の堂島リバーフォーラムには、立体映像などの最先端技術に触れられる体験型ブースが並んでいる。入場無料で13日まで。
オリックス不動産など開発事業者12社で作る組織が企画した。計15のブースがあり、その一つである仮想空間「おおさか創造物語」では、訪れた人の画像を取り込んで、明治時代の大阪の町並みと合成し、当時の商店街をぶらぶらしている様子などが映し出される。こうした催しは街開きまで継続して実施し、実際の展示プランに生かす。
12日午前には、建築家の安藤忠雄氏やデザイナーのコシノヒロコさん、日本総合研究所の寺島実郎会長らが施設の可能性を語り合うパネル討論もあった。