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銀行計貸出残高2月の銀行貸出残高、前年同月比3.8%増日銀が9日発表した2月の貸出・資金吸収動向によると、全国銀行の貸出残高(月中平均)は前年同月比3.8%増の406兆7613億円となった。伸び率は高水準だが、昨年12月からは縮小している。格付けの高い大企業がコマーシャルペーパー(CP)での資金調達を再開しており、銀行借り入れへの依存が一服した。 内訳をみると地方銀行と第二地方銀行の合計が4.5%増で1992年4月以来の高水準となった。「緊急保証制度を使った中小向けや地方公共団体向けの融資が伸びている」(金融機構局)という。都銀は3.2%増。 2月末のCP引受残高は14兆7002億円で、6.1%減少となった。5カ月連続の減少だが、下げ幅は昨年12月末時点の15%減から縮小している。金融機構局では「日銀や政府のCP買い取り施策などもあり、高格付けのCPを中心に一部に回復の動きがみられる」と指摘している。 [3月9日] 記事一覧
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