3月12日 TVをつけたら「朝日新聞によれば新型プリウスの価格は205万円くらいになるそうです」。ええっ? ホントかよ! Web版を見ると確かに出ている(いつ記事を引っ込めてもおかしくないです)。全くあり得ない話だと私は思う。なぜか。まず装備内容。現行プリウスの233万円はサイドエアバッグもVSCも付いていない。しかしトヨタの方針により、基本的にこの二つは付けるはず。
排気量を上げて車体を大きくして燃費改善して40万円以上の値下げが出来たら驚く。なんせオーリスなどより安くなっちゃいますから。同時に「継続生産車は200万円を切る」と書いてある。これまた205万円の新型プリウスを考えれば200万円を切るどころか170万円くらいにならなくちゃおかしい。朝日新聞は記事の考証を行ってるんだろうか? それとも深夜にアップされた記事なので、ザルなのか?
実際の価格はどうなるだろう。おそらくリーマンショックまで値上げするつもりだったと思う。日本人にとって排気量の拡大=高額化。300cc上がれば20万円くらい高くなっても不思議じゃない。加えて新型はベーシックグレードにもサイドエアバッグやVSCが標準装備されること確実。そんなことから、雑誌などの記事(私も書いてきました)を見ると現行モデルの20〜30万円高くなるという流れになってます。
ただ直近の景気の悪さはトヨタだって認識している。加えて徐々に判明してきた新型プリウスの情報を見ると、興味深いことに性能の向上だけでなくコストダウン策もキッチリ入ってたりして。例えばモーターを高回転型にすることにより、驚くほど小さくなった。インバーターもふた周りくらい小さくなり、構造もシンプルになってます。もしシャシが専用でなくオーリスあたりの量産モデルと共用していれば、さらに有利。
といったことを考えると、今までの予想より安くなるかもしれない。ベースグレードの価格はサイドエアバッグとVSC付きで現行モデルと同等の価格という可能性すらある。装備内容を揃えれば10万円程度の実質値下げということです。そんな価格で新型が出てくれば、それこそ技術力の勝利。私の次期車も決まりです。 <過去のTOP記事はこちらでお読みください>
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