松江放送局

2009年3月12日 9時4分更新

偽造のパチンコ景品で詐欺


出雲市や斐川町など県内4か所のパチンコの景品交換所に偽造した景品を持ち込み、540万円あまりをだまし取ったとして中国人の男ら6人が逮捕されました。

逮捕されたのは中国人で千葉県野田市に住むアルバイト、金京洙容疑者(29)ら中国人4人と日本人と韓国人1人ずつのあわせて6人です。
金容疑者ら6人は、去年8月、出雲市や大田市、それに斐川町にある4か所のパチンコの景品交換所に、偽造した景品を持ち込み現金あわせて540万円あまりをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。
金容疑者らのグループは、去年6月から11月にかけて、同じ手口で、秋田県や千葉県などのパチンコの景品交換所から現金あわせて1200万円あまりをだまし取った詐欺の疑いですでに逮捕起訴されています。
いずれも交換所の下見を行い、景品の偽造を識別する読み取り機がない交換所を中心に狙ったということで、6人は容疑を認めているということです。
島根県警察本部など4つの県警による合同捜査本部は去年12月、日本を出国した中国人の48歳の男がグループで中心的な役割を担っていたとみて指名手配するとともに、今回逮捕された6人を含む10数人のグループが同様の手口で全国で現金をだまし取っていたとみて詳しく調べることにしています。