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2009年春分図(西洋占星術)
2009年の春分図をそろそろ見てもよい頃になったので見てみることにする。2009年の春分図の大きな特徴は、2ハウスの冥王星である。国民意識を表す1ハウスのルーラーの冥王星が2ハウスに入っているので、国民の関心は極度に経済金融問題に集中する。しかし、冥王星は2ハウスの最後に位置し国家財政の再生の力はない。冥王星は官僚を意味するので、官僚の思うような財政再建はできない。

10ハウスには何の星も入っていないが、10ハウスのカスプサインは獅子であり、そのルーラーは太陽である。政府を表す太陽が5ハウスに入り2ハウスにある冥王星とスクエアを組む。政府側に立つ官僚主導の経済政策はうまくいかずいろいろと障害が出る。一方、4ハウスの火星は冥王星とトラインになっているので、経済政策については野党の意見が強く反映されるだろう。

2009年春分図
2009年春分図

5ハウスはハウスオーバーロードになっているので、国民の気持ちは勤労を離れる。芸能、娯楽、アウトドア等、遊びの方に国民の気持ちは流れ享楽的な気分が強くなる。又投機的な行動にでる懸念もある。しかし、議会を意味する11ハウスに土星があり、5ハウスの水星、天王星とオポジションになっている。議会の立法活動は規制強化の動きなので、これがニュービジネスの展開や社会改革活動にとってかえって大きな足かせになる。

但し、5ハウスの最後にある金星だけはMCとタイトなトラインになっているのでここに希望がある。同盟国を表す7ハウスのカスプサインは牡牛であり、そのルーラーは金星である。まず同盟国アメリカとの関係はうまくいく。それから9ハウスのルーラーである月は3ハウスにあって土星とトラインになっているので、辛抱さえすれば年の後半に海外とのビジネスはうまく展開する。実はそこが問題でそれまではじっと我慢の子でいるべきである。

又月は5ハウスの水星ともセクスタイルになっているので、新しい流通、通信関係のビジネス展開が可能だろう。5ハウスの力強さから言ったら華やかなショービジネスやスポーツイベント、創造的芸術活動、創造性ある技術開発等の面では日本は力を発揮することができる。

野党を表す4ハウスには木星がある。火星もありASCとトラインを、冥王星とはセクスタイルを形成している。これからみると、2009年中は野党は国民から支持されることは間違いない。火星は6ハウスのカスプサイン牡羊のルーラーでもあるので、特に雇用・労働問題では国民の強い支持を得る。政府を表す太陽は冥王星とスクエアを組むので障害が多く、選挙となれば野党が有利である。しかし月、木星、水星が変則ヨードを組むので、野党側にもいろいろ問題が生じ政権交代まで行く力はないだろう。

| 西洋(マンデーン) | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) | top↑ |
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