村田、２戦連発！内川と日の丸スターズだ

　第２回ＷＢＣ第１次ラウンド・Ａ組２回戦（日本１４−２韓国、７日、東京ドーム）横浜コンビが大爆発だ！初スタメンに抜擢（ばってき）された内川聖一外野手（２６）が一回に２点適時二塁打を放てば、４番に昇格した村田修一内野手（２８）は２試合連続の本塁打だ。昨季のセ・リーグ首位打者と本塁打王が、韓国の“日本キラー”金広鉉を粉砕。サムライジャパンの歴史的大勝と、第２ラウンド進出を呼び込んだ。

　メジャーリーガーも、日本一チームの選手も押しのけ、横浜コンビがギラリと光るバットでみせた。

　左腕の金広鉉（キム・グァンヒョン）対策で「６番・一塁」で初スタメン起用された内川が、いきなり第１打席で期待に応えた。

　一回二死一、二塁から三塁線を破る２点二塁打。「６番は大事なポイントになるところ。思い切っていきました。僕には失うものは何もない。世界を相手にどこまでやれるか試したいです」と胸を張った。

　先制した後、村田、小笠原が連続三振。立ち直りかけた金広鉉を、内川のバットが仕留めた。

　そして４番に抜擢（ばってき）された村田も、北京で打ち取られたリベンジに燃えていた。第１打席は空振り三振に終わったが、二回の第２打席は、チェンジアップを高々と打ち上げ左中間スタンドに突き刺す３ラン。開幕の中国戦から２戦連発弾で、金の息の根を止めた。

　「北京で２度やられて、プロとして３度目は許されないと肝に銘じていました。内川がいい仕事をした次の打席で、チームの先輩としていいところを見せたかった。あさっても、第２ラウンドも勝ちたいです」

　だが、これでリベンジ完了、だなんてとんでもない。韓国には北京五輪で２敗し、メダルの夢も断たれた。報復の炎を燃やす村田が、後輩の内川を従え、この先の韓国戦でも大暴れするはずだ。