日本S・バンタム級戦「中島吉謙 × 玉越強平」 06月20日

 

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消化不良の引き分け

19日夜、後楽園ホールで行われた日本S・バンタム級タイトルマッチ10回戦は、4回に挑戦者の玉越強平(6位=千里馬神戸)が偶然のバッティングで左目上から出血。傷は深く、この回2度目のチェックでストップ、試合が規定回に達していないため引き分けとなった。タイムは2分17秒。王者・中島吉謙(角海老宝石)は3度目の防衛。初回から軽快に出た玉越に対し、そろそろ中島がエンジンをかけ始めた矢先のハプニングだった。

不本意な防衛に「申し訳ない」と中島。「このためにやってきたのに」と玉越も心底残念な表情。両陣営、再戦に意欲を見せている。
またセミでは、日本フェザー級8位の宮田芳憲(角海老宝石)が涼野康太(五代)に苦戦。打ちつ打たれつの末に、僅差判定勝ちした。