30日東京・両国国技館で行われたWBA世界ミニマム級チャンピオン統一戦は、正規王者の新井田豊(横浜光)が暫定王者のフアン・ランダエタ(ベネズエラ)と12ラウンド接戦の末2−1の判定で勝ち、王座統一を果たすとともに、初防衛にも成功した。 長身のサウスポー、ランダエタは予想以上に強く、正確なジャブ、左ストレートで前半をリード。後半新井田も果敢に打ち合い盛り返した。スコアは、プラヤドサブ(タイ)が115−113、オウムガー(オランダ)115−114で新井田の勝ちを支持し、マルティネス(米)は逆に115-113でランダエタの勝ちとしていた。どちらの手が上がっても不思議ではない微妙な判定だけに、勝った新井田は「勝った感じはしない」と正直なコメント。反対にランダエタ側は「明日にでも再戦したい」と訴え、WBAにビデオを添えて抗議するとしている。 新井田にはWBC王者イーグル京和(角海老宝石)とのチャンピオン統一戦の計画が浮上している。
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