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院内助産所開設を支援 島根県 '09/3/10

 ▽健診・分娩担う外来も

 産婦人科医師不足など島根県内のお産を取り巻く厳しい状況を踏まえ、県は新年度、助産師が妊婦健診や分娩(ぶんべん)を担う助産師外来、院内助産所の県内医療機関での開設を支援する事業を始める。

 産婦人科医の負担を軽減し、助産師の能力を生かしてお産のできる環境を守るのが狙い。専門性の高い魅力ある職場をつくることで、助産師の確保も目指す。

 助産師外来、院内助産所の必要性について理解を深める管理者向けの研修や、助産師を対象とした妊婦健診、正常分娩の研修に取り組む。県外先進地での派遣研修も予定している。新年度当初予算案に事業費として約五百万円を計上した。

 県が昨年九月、分娩を扱う県内の二十三医療機関を対象に調べたところ、院内助産所は隠岐病院(隠岐の島町)が実施し、七機関が開設を予定か検討していた。助産師外来は六機関が開設し、六機関が予定・検討していた。(和田木健史)




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