ホーム > サッカー > サッカー最新紙面記事

フィンケ初陣!V奪回へ超攻撃布陣

 激しい雨の降る中、選手を熱く指導する浦和・フィンケ監督(中)=さいたま市大原サッカー場
 激しい雨の降る中、選手を熱く指導する浦和・フィンケ監督(中)=さいたま市大原サッカー場

 J1浦和のフォルカー・フィンケ監督(60)が6日、開幕の鹿島戦(7日・カシマ)に超攻撃メンバーで臨むことを決めた。GKを除く6人のバックアップメンバーのうち、DFは堀之内聖(29)のみと、超攻撃サッカーでJ王者を粉砕するつもりだ。

  ◇  ◇

 徹底的に攻める。シンプルだが究極ともいえる戦法で、J王者を粉砕する。最終調整後の記者会見。フィンケ監督は「勝つためのポイント?前もってそうしたことが新聞に出たら、私たちにとっては最悪のこと」と語ろうとはしなかったが、選び抜いたベンチ入りメンバーに、新指揮官の“思い”が十分に込められていた。

 18人の遠征帯同メンバーのうち、ベンチには、FWエスクデロ、エジミウソンをはじめ、昨年の高円宮杯(U-18)で得点王に輝いたMF山田直ら攻撃的な選手がズラリ。GKを除く6選手のうち5人までがFWとMF。先発出場を示唆したDF田中マルクス闘莉王(27)が右太もも裏に不安を抱えているにもかかわらず、あえてDFを堀之内だけにしたのは、指揮官の攻撃のオプションを最優先するという意思の表れだ。MF平川も「(攻めて勝つという)意図があるのかも」と指揮官の狙いをくみ取る。

 「堅守速攻」を掲げていたチームスタイルを刷新し、始動日から連係による攻撃スタイルを構築してきた。それだけに指揮官は「しっかりとした準備をしてきた。できる限り良いパフォーマンスを残すために準備をしてきたので、それを実行に移すだけだ」と手応えを口にした。

 この日、豪雨の中、約1時間みっちりと最終調整を行った指揮官は「長い旅のスタート。荷物はしっかり準備できた。鹿島は尊敬すべきチームだが、自分たちから進んで相手に勝ち点をプレゼントすることはない」と言い切った。3季ぶりのV奪回に向け、そして常勝軍団復活へ-。フィンケレッズの「旅」が始まる。





Copyright(C) 2007 Daily Sports All Rights Reserved.
ホームページに掲載の記事、写真などの無断転載、加工しての使用などは一切禁止します。ご注意下さい。
当サイトは「Microsoft Internet Explorer 4.x」「Netscape Navigator/Communicator 6.x」以上を推奨しています
Email : dsmaster@daily.co.jp