18日にシングル「乙女の祈り」でメジャーデビューする真野恵里菜さん(17)が7日、「福家書店銀座店」(東京都中央区)でファン700人を集めた握手会を開いた。イベントは2月10日に発売した初の写真集「真野恵里菜」(ワニブックス、2940円)が、約1カ月で初版の1万冊を売り上げ、増刷が決まったことを祝うもの。真野さんは「増刷という響きを聞いたことなかったのでうれしい。自分で見てると、自分に見えなくなってきて恥ずかしい」と初々しい笑顔を見せた。
真野さんは06年6月に、「モーニング娘。」などが所属する「アップフロントエージェンシー」(東京都港区)のオーディションに合格し、「ハロー!プロジェクト」からデビューを目指す研修生集団「ハロプロエッグ」の第2期メンバーとして活動。08年3月に研修を終え、松浦亜弥さん、藤本美貴さんに続き同事務所から6年ぶりのソロアーティストとしてデビューすることが発表されていた。
写真集は半年をかけ、東京都内や群馬県、グアムなどで撮影。真野さんは「やったことのない髪型などいろいろなことに挑戦しています。お気に入りの写真は赤い衣装を着て群馬県のスキー場近くで撮ったもの。赤が好きなので、衣装を見た瞬間『これ着たい!!』って思った」とはしゃいでいた。
デビュー曲「乙女の祈り」は「愛は勝つ」などのヒットで知られる歌手のKANさんが作曲しており「好きな先輩の卒業を遠くから応援する」という内容。真野さんは、幼稚園から中学校まで続けていた得意のピアノを披露している。
真野さんは「目標は小学生の頃から好きな松浦亜弥さん。1人でステージに立っているのを見て、かわいいよりもキラキラと輝いている姿がかっこいいと思った」と話す。デビューシングルについては「たくさんの人に聞いてもらいたい。オリコン10位以内に入りたい」と意欲を見せていた。【西村綾乃】
2009年3月7日