連鎖販売業者「フィールズ」、訪問販売事業者「マイクロシステムテクノロジー」に業務停止命令(東京都)

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事業者の概要

事業者名フィールズ株式会社
代表者名代表取締役 篠原丈夫
設立平成17年1月24日
本店住所東京都品川区東五反田一丁目11番9号
業務内容健康食品「フィールズハーベスト」等の販売
売上高約7億7,800万円(平成18年10月〜平成19年9月)

事業者名株式会社マイクロシステムテクノロジー
代表者名代表取締役 福田敏一
設立平成12年6月20日
本店住所東京都中央区日本橋人形町三丁目7番10号
(登記上の所在地:東京都中央区日本橋人形町三丁目10番1号)
業務内容競馬投資ソフト「錬金王」の販売
売上高約2億300万円(平成19年4月〜平成20年3月)

「マイクロシステムテクノロジー」の代表取締役は、「フィールズ」の出資者の1人であり、「マイクロシステムテクノロジー」は、「フィールズ」の連鎖販売組織を利用して自社の競馬投資ソフトを販売していた。

行政処分の内容

  1. フィールズ株式会社に対する業務停止命令
  2. 平成20年11月20日から平成21年2月19日までの間(3ヶ月)、特定商取引法第33条第1項に規定する連鎖販売取引のうち次の行為を停止すること。

    • 勧誘を行い、又は勧誘者に勧誘を行わせること。
    • 契約の申込みを受けること。
    • 契約を締結すること。
  3. 株式会社マイクロシステムテクノロジーに対する業務停止命
  4. 平成20年11月20日から平成21年2月19日までの間(3ヶ月)、特定商取引法第8条第1項に規定する訪問販売のうち次の行為を停止すること。

    • 契約の締結についてその勧誘を行うこと。
    • 契約の申込みを受けること。
    • 契約を締結すること。

業務停止命令の対象となる主な不適正な取引行為(フィールズ株式会社)

  1. 販売目的隠匿(法33条の2)
    • 「いい話がある」等と告げるだけで、勧誘に先立ち、勧誘目的であることなどを明らかにしていなかった。
  2. 重要事項不告知(法34条1項)
    • 勧誘の際、連鎖販売取引のデメリットやローン契約の場合の返済総額などを告げていなかった。
  3. 不実告知(法34条1項)
    • 「ガンに効果がある」、「月に100万以上もらえる」などと告げて、勧誘していた。
  4. 断定的判断提供(法38条1項2号)
    • 必ず利益が出るかのように告げて、勧誘を行っていた。

業務停止命令の対象となる主な不適正な取引行為(株式会社マイクロシステムテクノロジー)

  1. 販売目的隠匿(法3条)
    • 「簡単に儲かる方法がある」等と告げるだけで、勧誘に先立ち、勧誘目的であることなどを明らかにしていなかった。
  2. 不実告知(法6条1項)
    • 勧誘の際、根拠がないにもかかわらず、「98.2%の確率で勝てる」等と告げて、勧誘していた。
  3. 迷惑勧誘・迷惑解除妨害(法7条3号、省令7条1号)
    • 夜間に長時間の勧誘をしたり、解約を希望している消費者に対し、再説得を行うなどしていた。
  4. 適合性原則違反(法7条3号、省令7条3号)
    • 経済的余裕がない消費者に対して、勧誘を行っていた。

外部リンク

  1. 連鎖販売取引業者等に業務停止命令(東京都公式ホームページ)

内部リンク

  1. マルチ商法(連鎖販売取引)とは
  2. マルチ商法の中途解約
  3. アポイントメントセールスとは