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「極貧打線」返上へ 期待は移籍の二岡

 打率、得点、本塁打はいずれもリーグ最低。リーグ3連覇を逃し「極貧打線」とも呼ばれた日本ハムは、数年来の課題だった打線強化へ向け、大なたを振るった。

 抑えを3季務めたマイケル中村と工藤を放出し、交換トレードで巨人から二岡、林を獲得した。二岡は2007年に打率2割9分5厘、20本塁打、83打点を記録するなど実績は十分。待望の右の強打者で、守備位置はレギュラー不在の三塁か遊撃。チームの弱点を補える存在として期待が掛かる。

 バントや機動力を使う攻撃がチームの特長とはいえ、大幅な得点増には「個」の力が必要だ。新人の今年は1軍出場機会がなかった中田、21歳の陽仲寿、糸井ら、打力に定評のある選手の成長が望まれる。

 投手陣の再整備は急務だ。抑え役は不振からの脱出を図る武田久、ベテランの建山、新加入の左腕、林を中心に見極める。

 先発陣はダルビッシュへの依存度が高すぎる。エースは16勝4敗をマークしたが、チームの貯金は4。06年新人王の八木の復調、20歳の吉川ら若手の台頭で陣容を充実できるか。

 「競争は激しくなり、相乗効果を期待したい」と梨田監督は言う。駒不足の現状は、選手にとってはチャンス。チームの底上げが巻き返しの鍵を握る。

[ 2008年11月24日 15:35 ]

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