1999年03月02日

第480話「運命の大学受験XII」

テーマ:運命の大学受験

高校生編非公開部分 及び 美沙最終章『天使の唄』が
電子書籍で閲覧が可能になりました~♪


こちからご覧くださいませ。


【外伝シリーズ】

浅井武勇伝 / さくら雪(美沙)
12/20(土)更新第5話

BGM(PC限定)


。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜



子供…かぁ…



静香と…

静香に似た可愛い赤ちゃん…
(俺に似ないことが大事なポイントデス)







嗚呼…



それが現実になったら…













なんて幸せなことだろう…
。.:*・゜(n´ⅴ`)η゚・*:.。.ミ ☆





ぽわ~んと思い浮かべるだけで、
思わずにた~っと顔が崩れてちゃったのを、

静香ちゃん、しっかと気付いたようでして…





「うふふ。せんせぇ。
なんか嬉しそうだよねぇ。
その気になってくれたのかなぁ?(笑)」



え……(汗)


「きっと幸せになれると思うよ、私たち♪」


「お、お前なぁ…(大汗)」





焦るオッサンをじ~っと見つめる静香から
逃げるように目を逸らしたわけなんですが…


なんかさぁ…

たしても、静香に弄ばれてるっていうか、
彼女の掌で転がされているような気がするんですけど…



ホントに俺…

彼女より年上なんだろうか…_| ̄|○ililil






歳はくっても精神年齢だけは
いつまでたっても発達しないオッサンが凹んでいると、

今がチャンスとばかりに
畳み掛けてくる静香ちゃん。



「じゃあ、そうと決まったところで
早く家にいれてっ♪」




と言って、『鍵ちょうだい♪』と言わんばかりに
左手を俺に差し出してきました…



ハァ~~~~?!(汗)



「決まってね~、決まってね~!!
俺はまだ一言も、賛成した覚えはねぇぞ?!」



と、抵抗しようとしたところ、

彼女は…

ふぅとため息をついて…





え…

な、なんですか…

その上から目線的なため息は…(汗)





呆れたように俺に言うのです。



「ったくホントせんせぇって、
そういうとこ、度胸がないっていうか、
優柔不断っていうか」




「なっ(大汗)」



「私よりずっと年上のくせにさ」


と言ったかと思うと…










































































だからいきなりキスするの
やめろ~~(大汗)





「はやく、家に入れて♪」






この日、3度目となる濃厚なキスに
メロメロになりかけたオッサンが、









ああ…

もうダメ…

これ以上、我慢なんて…

出来…ないよ…






静香が悪いんだ。


俺は必死に我慢したんだ。

だけど…

静香が俺を誘惑するから…











ううっ…









うううううううううううう…










うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

もうどうなったって
知るもんかーっ!!!

(;゚皿゚)






爆発しそうなアソコ頭と唇を重ねたまま、
ポケットから鍵をとりだし、ドアを開け家の中に入ると、

玄関に乱雑に靴を脱ぎ捨てる否や、
彼女をそのまま寝室に連れていこうと
強引に彼女を抱き上げた、まさにそのとき―――






















ぶるぶるぶるっ…













ぶるぶるぶるっ…
















ポケットの中が振動いたしまして…













最初は無視しようかとも思ったんだけど、

あんまりにもしつこく震え続けるもんだから、
諦めて取り出すと…





























































お、お父様?!
ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ 







静香を抱きしめていた手から力が抜けてしまい、
当然、彼女は落下しちゃいました。



「いった~いっ!!」



と悲鳴をあげる彼女を心配する余裕もないまま、






「も、もしもし…」



電話に出ると、



「あ、ヒカルくん?
どう、娘とはまだ連絡とれない?」



うっ…(汗)



「あの子の携帯、未だにつながらないんだ。
ヒカル君のところには連絡きてないか?」



ううううっ…(汗)





俺の青ざめた顔に、
お尻をさそっていた静香ちゃんも
電話の相手の主が誰だから悟ったらしく、



「お、お父さん…?」


やばっ!!って顔で
ヒソヒソ聞いてきました。


頷くと、


「お願い、黙ってて、お願い!!」


と嘆願のポーズ。





ど、どうすりゃいいんだ?


悩むオッサンに、



「ヒカル君、聞いてる?
もしもし?」


返事に窮した俺に、
不振に思ったらしいお父様の声。








あああああああああああああああ(汗)


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ





下からは…


「お願い、せんせぇ、黙ってて」



携帯からは…


「ヒカル君? 聞いてるのか?」





パニックのオッサン。




「ダメだって。言ったら、私、連れて帰らされるんだよ?
もう会えなくなるんだよ?」



必死な静香の言葉に…









それは…




























絶対に嫌だ…




























「娘さんとは、まだ連絡とれていません」





そう…



言おうと思った…



ご両親には悪いけど、
やっぱり静香を手放したくなかった。





































だけど…




























「ヒカル君…

あの子、お友達のところにもいないんだ。
どうしよう、あの子になにかあったら…」





お父様の…



苦悩に満ちた声を耳にして…

























































「娘さん、見つけました。
私の家の前にいました」



俺の意思とは全く関係なく出てきた言葉。


その瞬間、



「え?!」


まるで裏切られた、とでも言いたげな
静香の悲しそうな顔が飛び込んできたから…





でも…



仕方なかった。






「これから娘さんを
そちらに送っていきますんで…

はい…はい…。
大丈夫です。
はい…
それでは失礼します…」









電話を切ったあと、



「帰ろう。静香。
家まで送っていくよ」



そう言ったところ…















彼女の目つきが
今までとは完全に変わっててさ…







「せんせぇの…バカ…」



「静香…ごめん…
で、でもな…」



「せんせぇは嘘つきだ」



「え……」



「私のこと、好きだ好きだって言っておいて、
ホントはたいして好きじゃないんだ。
なんだかんだ言って対面ばっかり気にしてるじゃん」




「い、いや、それは…」



「今までは私のこと大事にするために
そうしてたのかって思ってたけど、
今回のことでよく分かったよ。
せんせぇは、私のことより、
親からどう見られるかとかそういうことのほうが
ずっとずっと大事なんでしょ?」




「静香、そうじゃないよ。
俺の話、聞いてくれよ」



「聞きたくないっ!!
せんせぇのこと見損なったもん。
私のことなんかどうでもいいんでしょ?
大学に入れなかったバカなんか捨てて、
また新しい彼女でも作ればいいじゃん。
あ、それとも前の奥さんと復縁でもする?
良かったね、せんせぇ、自由になれて」

バシッ!!














































それは…


















赤く腫れた彼女の頬。



ぶたれた静香はもちろん、

俺自身すら、思わずとってしまった行動に、

呆然と立ち尽くしていました。




次回も…

24時間期間限定公開です!!

あと数回で24時間も終了デス。
もうちょっとだけお付き合いしてネ。


【問題】

「し、静香、ごめん。俺…」
謝ったんだけど、彼女は…
「よく分かったよ。せんせぇは…」


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