現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 事件・事故
  5. 記事

キヤノンが土地探し依頼 施設工事で脱税容疑の社長に(2/2ページ)

2009年3月1日3時2分

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 一方、キヤノンによると、同社のインクジェットプリンター研究施設を建設する「矢向プロジェクト」(川崎市)での候補地も大賀社長からの紹介物件だった。この時も、大賀社長や金融機関、不動産会社などに情報提供を依頼し、結局大賀社長が紹介した土地を、利便性や広さなどから受け入れたという。キヤノンは土地を所有していた大手不動産会社の系列商社を仲介役にして売買交渉を進めたが、この商社の幹部も大賀社長からの紹介だったという。

 その後、矢向プロジェクトの工事は鹿島が受注。同社は大賀社長が経営する内装工事会社「ライトブラック」(LB、大分市)に3億円をコンサルタント料などの名目で提供した。鹿島はさらに、隣接地でのキヤノンの別のプロジェクトも受注。この時もLBに5億5千万円を支払ったという。

前ページ

  1. 1
  2. 2

次ページ

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内