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千歳中1重体:市教委の対応後手 不信感募る両親

 千歳市の市立中学1年の女子生徒(13)が昨年6月に自殺を図って意識不明の重体になっている問題でも、滝川市のいじめ自殺と同様、市教委や学校の対応の不手際が両親に不信感を抱かせる形になっている。

 女子生徒がマンション11階の自分の部屋の窓から飛び降りたのは昨年6月19日。その数日前、両親に「ウザいと言われた」「ばい菌扱いされた」と同級生からいじめを受けていることを訴えていた。学校側は生徒や教諭からの聞き取り調査で女子生徒が6月16日に「ウザい」と言われていたことをつかんだが、12月21日に「いじめの有無は判断できない」とする報告文書を両親に手渡した。

 この間、市教委は対応を学校側に任せ、両親とも面会しなかった。不信感を募らせた両親は1月15日、道教委に再調査を依頼。道教委は市教委に両親との面会を促したが、市教委が両親から直接、話を聞いたのは1カ月以上たった2月25日。両親から同級生らの再調査を求められたが回答を保留している。後手に回る市教委の対応に女子生徒の父親(51)は「娘の命とはかりにかけている何かがあると思わざるをえない」と怒りを隠さない。

 昨年の正月、絵馬に「中学で仲良い友達ができたらいいな」と書き込んだ女子生徒はその半年後、自ら命を絶とうとした。母親(49)は「娘は今も意識が戻らずベッドに横たわったままですが、いじめは嫌だと訴えたくて呼吸している。娘の無言の訴えを受け止めてほしい」と話している。【久野華代】

毎日新聞 2009年2月28日 1時05分

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