アフガンが引き続き世界最大のケシ栽培国=米国務省
【ワシントン27日AFP=時事】米国務省は27日、2009年の国際麻薬規制戦略報告書を発表し、アフガニスタンが引き続き世界最大のアヘンの採れるケシの栽培国であると指摘した。ただ、2008年の栽培面積は07年に比べ19%減少したとしている。≪写真はアフガン南部ヘルマンド州のガルムセルで警戒に当たる米海兵隊兵士、2008年5月撮影≫
同報告書によると、アフガンの08年のケシの栽培面積は15万7300ヘクタールで、07年の19万3000ヘクタールから19%減少した。栽培の数字は国連薬物犯罪事務所(UNODC)のものを引用している。同国のケシの栽培は06年、07年と2年連続で過去最高を記録していた。
報告書は栽培が減少した理由について、気象条件の悪化、アヘン価格の下落、主な栽培州での統治や治安の改善が重なった結果だと説明。栽培は主として、パキスタンやイランとの国境に近い南部の5州に限定されると指摘している。
ケシの栽培、麻薬取引、反乱勢力の資金調達の間の関連については、08年に一段と明白になったとし、ほとんどの栽培は反乱勢力の活動が活発な治安の悪い地域で行われていると結論づけている。〔AFP=時事〕
- アメリカ合衆国国防総省(英語)
- イラク共和国について (外務省)
- イラク戦争 (goo Wikipedia 記事検索)
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