緊急経済対策として地域通貨「湯路(ゆーろ)」を発行するアチチ中央銀行の吉永秀生総裁=別府市役所
不況のなか、心も体も温めてもらおうと大分県別府市の市民グループ・アチチ中央銀行(吉永秀生総裁)が3月1日、地域通貨「定額給付湯路(ゆーろ)」を緊急発行する。
6年前に発足した中央銀はこれまで、市内11温泉と約20商店で利用できる湯路(1湯路100円分)を10万湯路発行。イベントや清掃作業の参加者らに配布してきた。
今回は約1万湯路発行し、12湯路単位で希望者に無料で配る。もたつく政府を尻目に、吉永総裁は「どんどん温泉に入ってもらって別府を元気にしたい」と意気盛んだ。