社会
明石市民病院 消化器系の入院休止へ 医師大量退職で
明石市立市民病院(鷹匠町)は二十六日、消化器科の医師十一人のうち八人が三月末までに退職すると発表した。医師不足のため後任医師が確保できず、病院は三月以降、消化器系の入院、救急患者の受け入れを休止。新しい外来患者の受け入れを見合わせるなど、診療体制を大幅に縮小する。
病院によると、消化器科の吉田俊一部長(59)が三月から市内の民間病院院長に就くため、部下に当たる女性医長とともに二月末で退職。さらに研修医三人を含む医師六人が三月末で退職する。吉田部長は同科唯一の消化器系指導医で、技術指導を受ける立場の研修医らが退職する結果になったという。
消化器科は食道、胃、腸などの消化管などが専門。外来患者は二〇〇七年度で延べ約二万六千人、入院患者は同約千五百人に上り、市内の消化器系医療の基幹病院だった。
四月以降は、残る医師三人体制で現在通院中の外来患者を診察する方針で、治療内容によってはほかの病院を紹介する。
同病院事務局は「慰留に努めたが残念。患者や市民には迷惑をかけて申し訳ない」としている。(永田憲亮)
(2/26 20:39)
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