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災害警戒区域を10カ所指定ミス 福島県
福島県は25日、同県白河市など県内10カ所の土砂災害特別警戒区域などで、被害が想定される範囲を誤って指定するミスがあったと発表した。県は範囲を再指定し、同じ時期に指定した876カ所を緊急点検する。これまで重大な影響は報告されていない。
県によると、ミスがあったのは航空測量大手「国際航業」(東京都千代田区)と福島県内の測量会社の共同企業体が平成16〜19年にかけて調査し、土砂災害基本法に基づいて県が指定した162カ所の一部。
家の新築を予定していた白河市の住民が今年1月、特別警戒区域の範囲を問い合わせたことから発覚した。この区域は被害想定が5メートル狭く指定されており、新築場所が実際は範囲に含まれていたという。
県の聴取に、国際航業などは航空写真をもとにしたデータと現地調査結果の照合を十分にしなかったことが原因と説明している。