最大会派の自民クは反対へ

市長への辞職勧告決議案
【起訴前】「軽率な判断は慎みたい」

西尾市長の中村晃毅容疑者(71)が受託収賄の疑いで名古屋地検特捜部に逮捕されたことを受け、26日開会の市議会3月定例会初日に、無所属議員が提出する予定の「市長に対する辞職勧告決議」案について、市議会最大会派の自民クラブ(12人)は24日に記者会見を開き、全員一致で反対していく方針を明らかにした。

去る18日の市長逮捕から1週間が経ち、市長不在のまま、09年度当初予算案審議を含んだ市議会3月定例会が26日に開会する。
同定例会には無所属の鈴木規子議員から中村市長に対する辞職勧告決議案が提出される予定で、共産党議員2人がこれに賛成の立場を示している。
市議会最大会派の自民クラブでは「市長逮捕という事態が発生し、西尾市の信用を著しく失墜させたことは、市民に対し大変申し訳なく遺憾」としながらも「本件については現在、検察当局において捜査が始まったところであり、軽率な判断を慎み、その対応は慎重を期する必要がある」として、同決議について反対の姿勢を明らかにした。
しかし、今後の捜査の行方によって「中村市長が起訴された場合には、これ以上の市政の混乱を回避し、11万市民に迷惑をかけないため、中村市長に対し辞職勧告決議の議案提出を行っていく」とした。

*詳細は三河新報2月26日付