先ごろ同じドイツのバイエルンからFWルーカス・ポドルスキを獲得することが決まったケルンは現地時間24日、元F1王者のミヒャエル・シューマッハ氏が、ポドルスキ獲得のためにクラブに資金援助をしたことを明かした。ロイター通信が報じている。
今季終了後に、古巣ケルンに復帰することが決まったドイツ代表のポドルスキ。ケルンが同選手の獲得に向けてバイエルンに支払った移籍金は1000万ユーロ(約12億4000万円)とされているが、その一部を熱烈なサッカー愛好家としても知られる、元F1レーサーでドイツ人のシューマッハ氏が負担したことが分かった。
これはシューマッハ氏が、1ブロック25ユーロ(約3000円)で売りに出されているケルンのクラブ公式HP上の広告スペースを購入するという形で資金を援助したもの。ケルンはクラブHP上でポドルスキのデジタル肖像画を載せ、その上に広告掲載用スペースを設けて資金援助を募っており、シューマッハ氏は875ユーロ(約10万8000円)分を購入したという。なお、広告スペースとなっている全37500ピクセル分が完売できれば、移籍金の10分の1程度が負担できる計算になっている。
また、シューマッハ氏は同HP上で、ポドルスキに向けて「少年よ、君は自分の心に従うことを決めたのだ。持てる才能を発揮し、もう一度すべてのケルンファンを喜ばせてやって欲しい」と、激励のメッセージを寄せている。
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