東京・秋葉原で下着を露出したとして昨年4月に都迷惑防止条例違反容疑で逮捕されたエロアイドル、沢本あすか(30)=起訴猶予=が22日、逮捕後初めて秋葉原でイベントを行った。終了後に超ミニスカでアキバに繰り出すと、カメラ小僧らに囲まれるハプニングも。所属事務所が警察から警告を食らうなどピリピリムードだった。
沢本はこの日、事件などについて綴った自叙伝「露出狂アイドルですが、ナニか問題でも?」(KKベストセラーズ)の出版記念握手会を秋葉原の書店で開催。ファン約30人とにこやかに握手してイベント終了後、ひざ上約30センチの超ミニスカの中にTバックという“戦闘服”にチェンジ。書店を出ると案の定、危ない展開が待っていた。
秋葉原の街に繰り出した途端、報道陣やカメラ小僧約20人に囲まれた。しゃがんでブーツを履きなおせば、Tバックを狙ってフラッシュの嵐。秋葉原駅近くでは携帯電話で通話中の無防備なところを、ファンらしき男性が携帯電話のカメラでお尻を撮影。タクシーに乗るまでの約10分間、カメラマンと周囲の目線を浴びながら闊歩した。
その間、警視庁万世橋署員がマーク。カメラマンがローアングルから撮影していることに対し、同署員が業を煮やして所属事務所に警告。マネジャーが沢本に“しゃがみ禁止令”を通達するほどピリピリしていた。
同著などによると、沢本は25歳のとき21歳と偽り「川本あすか」の芸名でグラドルとしてデビューした後に改名。DVDやレースクイーンなどで活躍した。露出狂だと公言し、昨年3月から秋葉原の歩行者天国で過激パフォーマンスを展開して話題となったが、翌4月にご用に。事件がテレビやインターネット上で取り上げられ、さらに注目されてしまった。
この日は警戒されてパフォーマンスこそ封印したが、事件以来約10カ月ぶりの“アキバ復活”にご満悦。「皆さんに囲まれて熱い視線を感じた。楽しかった」。来月1日に秋葉原のイベント会場でライブを開催。今後は書名通り“お構いなし”のパフォーマンスが繰り広げられるかも。