市消防局は、市内で発生する火災、救助出動などの情報を個人の携帯電話にメール配信するサービスを5月末に始める。今年度予算と合わせ500万円(09年度は100万円)を計上している。
離れて暮らす身内の安否が気になったり、夫婦共働きで自宅にいる子どものことが不安といった市民の要望を受け、火災などの情報を配信することにした。救助や警戒、多数の死傷者が出る特別救急出動の情報も対象。情報は市全体や各区、災害種別を選択することもできる。市消防局は年間約2500件の情報配信を見込んでいる。政令市では北九州、仙台などすでに4市で実施しているという。
ほかに、住宅用火災警報機の設置促進や消防団と連携した自主防災活動の推進、計画的な立ち入り検査の実施などで2986万円を盛り込んだ。【早田利信】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年2月22日 地方版