活用策が注目されていた広島市中区袋町のダイエー広島店跡地に、食品スーパーと駐車場の複合施設が建設されることが20日、分かった。土地を購入した不動産会社の幸楽(中区)と、売却元の米投資会社ローンスター傘下のスター・キャピタル(東京)の特別目的会社(SPC)が明らかにした。
幸楽によると、約1950平方メートルの土地に、鉄骨6階建ての施設延べ約8400平方メートルを建設。1階に食品スーパーを誘致し、2―6階と屋上は自走式の駐車場(約325台)にする。60台分の駐輪スペースも1階に確保する。今夏着工、来年4月までの完成を目指す。総事業費は約30億円という。
幸楽とSPCが1月末に土地の売買契約を結んだ。中区立町の「グランドパーキング21」など、中区内の3カ所で駐車場(計588台)を経営する幸楽の岡部英幸社長は「スーパー、駐車場とも周辺のニーズが高く、地域貢献になる」と話す。
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