講演に引っ張りだこ
タモちゃん現象の使命感
(AERA 2009年2月16日号掲載) 2009年2月13日(金)配信
解任劇から3カ月。一転、いまや全国から引っ張りだこ。 半年先のスケジュールまで講演で埋まっている。その人気はなぜ?
東京・永田町の憲政記念館は1月26日、ホール内の500人分の座席がすべて埋まり、300人が立ち見になった。
お目当ては、田母神俊雄前航空幕僚長だ。講演会を主催した西村眞悟衆院議員はいう。
「驚くほどの人が集まった。田母神さんの存在が、歴史回復の国民運動につながっている」
この日に限った現象ではない。解任されて以来、田母神氏は各地の講演会に引っ張りだこだ。いまは月に20回近い講演をこなし、しかもそのほとんどが立ち見も出る盛況ぶりなのだ。
戦後の洗脳を取り除く
田母神氏は自らの人気についてこう話す。「『日本はよい国だ』と言ったらクビになった。最初は、おかしいと思いました。でも私がクビになったのをきっかけに国民世論が盛り上がり、多くの人が日本の歴史を勉強するようになった。浜田靖一大臣はそこまで見越していたのかと、いまは慧眼に敬意を表するばかりですな」
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