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2009年2月20日 | ||
移転の賛否をめぐって新しい理事長が決まらない状態が続いていた築地市場最大の団体「東京魚市場卸協同組合」で、きょう5回目の理事長選挙が行われ、移転を容認する現職の伊藤宏之氏が理事長に選ばれました。 築地市場のおよそ770の水産仲卸業者でつくる組合の理事長選挙には、移転を容認する現職の伊藤宏之氏と、反対する「市場を考える会」代表幹事の 山崎治雄氏が立候補していて、4回の投票で決着がつかない状態が続いていました。前回の提案は候補者2人が協議しましたが、不調に終り、結局5回目の投票が行われました。その結果16対14で容認派の伊藤氏が当選しました。 2人は次のように述べました。 伊藤氏「ほっとした部分と弱ったなという部分と拮抗しています。正直言って。残る問題をどう処理するか。移転予定地は危険を含んだ土地だという認識を持っている人に、東京都はもっと努力して説明するべき」 山崎氏「非常に残念と言わざるをえない。ただ組合の理事の1人として、今の厳しい市場の状況を考えて理事会に反映できればと」 伊藤氏の任期は2年で、会見では、今後組合に豊洲地区への移転の賛否を問う意向調査を行う考えを示しました。5回にわたる選挙の結果、移転を容認する伊藤氏が選ばれましたが、これから移転反対派とどう折り合いをつけていくのか、この問題をめぐる議論は今後も続く見通しです。 |
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技術協力 : TFMインタラクティブ | ||
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