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梅田北ヤードに地下新駅、17年度完成めざすJR大阪駅北側の梅田北ヤード再開発で焦点となっているJR東海道線支線の地下化と新駅設置について、国土交通省や大阪市などが2017年度の完成を目指すことで合意したことがわかった。09年度予算案に調査費計5000万円を計上。総事業費は約570億円で、負担割合などについてJR西日本とも調整を進めている。懸案だったプロジェクトの始動が固まったことで、〈西日本最後の一等地〉の再開発に弾みがつきそうだ。 現在の東海道線支線(吹田―福島)は、特急「はるか」(京都―関西空港)や貨物列車などが運行している。北ヤード周辺を東西に分断する形になっているため、経済界などから地下化を求める声が上がっていた。 計画では、同支線の大阪市北区中津―同市福島区福島の区間約2・3キロを、北ヤードの中央部に寄せて地下化。北ヤード内に新駅を設置し、特急「はるか」などが止まれるようにする。 支線の地下化に要する事業費は約430億円で、うち国が約140億円を負担する。市と地権者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が約120億円ずつ、JR西日本は約50億円を支払う方向で調整している。新駅整備には約140億円かかり、JRと鉄道・運輸機構が負担する見通しという。 09年度の調査は市が実施主体となり、国が2700万円を補助する。 北ヤード計画は、最先端技術の研究施設などを集めた「ナレッジ・キャピタル」などが入る高層ビル4棟を東側の先行開発区域(7ヘクタール)に建設。地下化ルートを挟んだ西側の2期開発区域(17ヘクタール)では、「環境」をテーマにしたビジネス創出の拠点整備を目指す。 (2009年2月19日 読売新聞)
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