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治安機関の関与可能性強まる ロシア・女性記者射殺事件

2009年2月17日19時45分

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 【モスクワ=副島英樹】06年10月に起きたロシアの独立紙「ノーバヤ・ガゼータ」の女性記者アンナ・ポリトコフスカヤさん(当時48)射殺事件の裁判で、連邦保安局(FSB)職員やチェチェン共和国の地元地区長の事件への関与を、検察側が認めたことが明らかになった。16日、インタファクス通信が被告弁護士の話として伝えた。

 同事件の捜査では、銃撃の手配をしたとされる元内務省職員と見張り役とされる男2人が逮捕され、昨年11月に軍事裁判が始まった。捜査の過程でFSB職員や地元地区長の関与が浮上したが、立件されていない。今回、検察当局が関与を認めたことで、同記者が追及したチェチェンでのロシア軍や治安機関による人権侵害、地元政権による汚職などに関連して事件が起きた可能性がいっそう強まった。

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