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『DungeonBrave』裁判、勝訴への道のり

株式会社インデックス・ネクストの行方、裁判を振り返って

後日、落ち着いて今後のことを考えました。原告株式会社インデックス・ネクストは行き詰まっており、判決は目の前でした。原告の請求放棄は私達の「勝訴」を意味しますが、しかしそのように感じることはできず、むしろ、今後立ちはだかる大きな敵に逃げられたような、そんな後味の悪さを私達は感じていました。

裁判官から聞いた株式会社インデックス・ネクストの親会社変更について調査してみたところ、代表取締役はそのままに、社名を株式会社アップアローズに変更していました。また、親会社が株式会社Jストリームに変わっていました。株式会社アップアローズのサイトでは、株式会社インデックスは主要取引先の一番下に申し訳程度に入っているだけで、また、株式会社インデックスのサイトではインデックス・ネクスト、アップアローズ関連の記事は瞬発的に掲載されたものの、その後跡形もなく消されていました。株式会社インデックス・ネクストの事業が奮っているようには見えなかったため、必ずしも裁判が影響していたとは言えません。しかし、悪い言い方ですが、私達はどうしても株式会社インデックスによるしっぽ切り(子会社切り)と思えてなりませんでした。私達は当事者なのでよく覚えています。今回の裁判を起したのは株式会社インデックス・ネクストを介した株式会社インデックスであり、直接の脅しを受けたのも株式会社インデックス法務部からでした。そもそも契約書内容の問題プロジェクトの遅れも株式会社インデックス・イマジナックではどうにもならなかったことです。

【資料】株式会社インデックスネクストの株式取得(子会社化)に関するお知らせ 子会社の社名(商号)変更に関するお知らせ

また、私達は株式会社パナソニックモバイルコミュニケーションズにも二度ほど書簡を書き、トラブルの根本解決を訴えましたが、ぞんざいな返事がメールで送られただけでした。

訴訟をする羽目になった株式会社インデックス・ネクストもまた被害者だったのではないか。私達との分社において多くの問題を持っていた有限会社ゆらもまたそれを利用されていただけではないか。結局、直接大きな損害を被ったのは末端の私達と、下から数えて二つの会社だけなのです。

私達は今回の裁判を通して、株式会社パナソニックモバイルコミュニケーションズ、株式会社インデックスに対しても、問題を放置したことについて、下請けいじめを行っていることについて、打ち込みをかけられるよう準備をしていました。彼らの組織の体質が少しでも改善されれば未来はあります。しかし、一番事情を把握している中間の会社がなくなったことにより、これは困難になりました。また、彼らが作り出した今回負けと感じている人間(悪感情を抱く厳しい立場の人間)のやり場の無い思いの行き所は、彼らではなく、「黙って言うことを聞き、世の中の慣例に従わなかった非常識人」である私達に向かうでしょう。そのため、私達はどうしても本件を勝訴と捉えることができず、いまだ不穏な日々を送っているのです。