＜本宮の乳児遺体＞殺害容疑で高２少女を送検　「家族に知られるの怖かった」

　福島県本宮市で乳児の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された県立高校２年の少女（１７）が「家族に出産を知られるのが怖かった」と供述していることが捜査関係者の話で分かった。本宮署は２日、少女を同容疑で福島地検郡山支部に送検した。動機などを慎重に捜査している。

　容疑は１月２９日午後、自宅で男児を出産した直後に殺害したとしている。

　同署や県警少年課によると、少女は自宅トイレで出産した男児を自室に運び、刃物のようなもので頭や胸を刺したとみられる。遺体は布に包み、自室のこたつの中に隠したという。

　少女の通う高校の校長は「担任も他の教員も妊娠に気付かなかったと話している。本人から相談もなかった」と話した。【神保圭作】