横浜放送局

2009年2月13日 17時45分更新

湘南信金 信用中金に支援要請


地域経済の低迷で厳しい経営が続く横須賀市の「湘南信用金庫」は、財務基盤を強化するため信用金庫の中央機関である「信金中央金庫」に100億円規模の資本支援を要請しました。

これは13日、湘南信用金庫が発表したものです。
湘南信金は、神奈川県内を中心に50店あまりを展開する県内3位の信用金庫ですが、地域経済の低迷で取引先の倒産が増え不良債権の処理が進まないうえ、去年9月の中間決算でおよそ4億5000万円の最終赤字に陥るなど厳しい経営が続いています。
こうした中、湘南信金では、世界的な金融危機の影響で財務内容がさらに悪化する懸念があるとして早期に財務基盤を強化するため、「信金中央金庫」に資本支援を要請したものです。
支援は100億円規模にのぼる見通しです。
湘南信金の石渡卓理事長は、支援が来月末までに行われれば経営状況が改善するという見通しを示した上で「資本の支援を受ける以上、経営の合理化が不可欠で店舗の統廃合や人件費の削減を考えている」と述べました。