2009年01月24日
民族対立の暴力事件に思う
オーストラリアン・オープン Day4 今日はテニスの歴史に汚点が残る残念な事件が起きてしまいました。 約30人のセルビア人とボスニア人の小競り合いが、椅子を投げ合う暴力事件に発展し、女性が投げられた椅子にあたって怪我をするなど被害がでました。 ビデオフィード http://www.youtube.com/watch?v=NR5ct6rnj-E 2年前も約150人のセルビア人とクロチア人が衝突(赤と白のシャツがクロチア)して暴力事件に発展、会場から強制退場となりました。 ビデオフィード http://www.youtube.com/watch?v=8D3ZGN9YEjc セルビア、クロチア、ボスニアが内紛や戦争の長い歴史を引きずっているとはいえ、スポーツの領域に政治を持ち込むことは許されないことです。政治といえば聞こえがよいですが、彼らはフラストレーションのはけ口として、スポーツを利用しているだけで、これらの暴力事件は紳士淑女の最後のスポーツであるテニスのトーナメントで行われたことは遺憾にたえません。 ヨーロッパでよくサッカーを観にいきますが、私のとなりに座っていたスイスの将校が突然ピストルを出して、空に向けて射ち放ったときは、もうひっくりかえるほどびっくりしてしまいました。あのスイスでの出来事です。ヨーロッパのサッカーファンは喧嘩を求めていく問題のグループがいろいろあり、彼らのエントリーをチェックするために、昨年のヨーロピアンカップは、入場者はすべてパスポートが必要になりました。 ナショナリズムの発露として、スポーツが汚されるのは大きな問題です。イスラエルがパレスチナに爆弾を落とし多くの死傷者を出した最近の事件直後でも、私の友人のユダヤ人とパレスチナ人たちはテニスを共にしています。 ニューヨークの住民は、世界のあらゆる人種がスペースをシェアしながら生活をしていますので、racial tolerance (人種に寛容)がなければ生活していけません。ですから愛国心とナショナリズムと区別することをわきまえています。それでないと、あらゆる街角で争いや暴力事件が発生してしまいますから。 セルビアとボスニアの椅子投げ事件は、ジョコヴィッチ(セルビア)とデリック(ボスニア生まれのアメリカ人)の試合の直後に発生しました。この事件に関して、二人に対照的な発言がありましたので、興味深いのでここで簡単に概要を紹介したいと思います。 デリックの言葉 デリックは5才のときにボスニアからアメリカに移住していますので、純粋のボスニア人とは言えませんが、ボスニア人の応援が過激になることを予想して、彼のウェブサイトですでに警告してきました。 Q:この事件についてどう思いますか? 「2~3日前にも僕のサイトで、喧嘩は絶対認めないことを書いたので、このような事件が発生して本当に残念だ。悲しいことだ。僕はノヴァク(ジョコヴィッチ)に負けたけれど、僕たちは友達で友好な関係には変わりないんだ。」 「コート内では応援は盛んで、フェアなマッチで観客は楽しんでいたんだ。誰が始めたことか知らないけれど、両サイド(セルビアとボスニア)の中に、問題を起こそうとしてやってきた者がいるのは確かで、このような事件が世界の至る所で起こっている。そして残念ながら今日この大会で起こってしまったのは実に悲しいことだ。」 ジョコヴィッチの言葉 Q:このトラブルについてどう思いますか? 「選手である僕たちにとってコントロールできないことなんだ。彼らは自分たちの国の選手を観る機会が少ないので、熱狂的な応援になってしまんだ。」 Q:このような暴力事件が発生したことについて、関わったファンに何か言う事はありませんか? 「前に言ったように僕にはどうしようもないことなんだ。僕はコートで試合をしているんだから、この試合に勝たなくてはならない。警備員や関係者がいるんだから。」 Q:デリックは彼のサイトで態度を慎むよう呼びかけていますが、同じように何かすることを考えていますか? 「僕はコートに立ってベストのテニスをするためにここにいるんだ。他のことでエネルギーを費やすとフォーカスが薄れてしまう。だからこの問題は考えないようにしている。」 「もうこの問題は十分に話したよ。他の話題にしてくれないかな。」 tennisnakamaからジョコヴィッチに一言 ここでジョコファンの非難を覚悟で私の意見を述べさせていただきます。 ジョコヴィッチはセルビアのヒーローです。国民のアイドルであり、セルビアの子供たちは、彼のようになりたいと願っています。ここにデリックとの根本的な違いがあります。ジョコヴィッチの一挙一動を国民が見守っているのです。 ジョコにはセルビアを背負って立つ重い責任があります。べルグラードにトーナメントを開き、壮大なスポーツセンターの建設の計画中です。彼の発言は多くのセルビア人、特にヤングジェネレーションに影響を与えます。彼が政治には関わりたくないという気持ちは分かります。しかしこのような紛争、暴力事件が起こってしまった現在、彼はこのような行為については、絶対みとめないという確固たる姿勢が必要だと思います。 「僕はスポーツマンなんだから、テニスのことを心配していればよい。」というわけにはいかないのです。 タイガーウッドが以前、「僕はあらゆる政治活動には関わりをもちたくない」と同じようなことを言っていました。そしてどんな政治的な集まりにも姿を見せなかった彼が、オバマの大統領就任式には、スピーチをしています。タイガーはオバマのように黒人との混血です。同じ境遇にある人間として、ある時点で「政治には関わらない」モットーを破りました。スポーツ選手だけでない人間としての責任に目覚めたのです。このことによって、タイガーは偉大なゴルファーだけでなく、偉大な人間に成長したと思います。 ジョコにはテニスさえしてればよいという次元は過去のものになりました。彼はテニス選手だけではないのです。セルビアの国民のヒーローとして、世界の平和の大使としてのミッションがあります。もし彼がそのことを自覚すれば、セルビアの選手から、世界の選手に飛翔することができると思うのですが。 (訂正) セルビア人とクロチア人との暴力事件は、2007年の事件でした。お詫びいたします。訂正記事を掲載させていただきました。 by tennisnakama
posted by tennisnakama |02:01 |
オーストラリアン・オープン |
コメント(18) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/tennisnakama/tb_ping/58
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
民族対立の暴力事件に思う
これは非常に難しい問題ですね。ジョコビッチの言い方があまり適切でない感じですが、中立の立場をとりたいというのであれば理解は出来ます。民族間の問題は一国民のヒーローが発言してもたいていは収まらないように思います。根があまりに深いのです。むしろ新たな敵を同じ民族に作り出してしまうだけかもしれません。ユーゴの内戦では、それまで普通に近所付きあいをしていた人間が、一転して民族が違うからと言って殺し合い、それをかばった同じ民族の人間まで殺したのですから。
おそらくデリッチも訴えても無駄だ、ということは知りながらも懸命に努力している姿は本当に素晴らしいと思います。
ちなみにジャンプの世界におけるオーストリア・ドイツの関係も微妙で、あるオーストリアのジャンプ台の試合では毎年のようにファン同士の喧嘩・流血騒ぎが起きています。しかしそれはジャンプファンと言うよりは、サッカー場から流れてくるドイツ・オーストリアのフーリガンたちのようですが。
posted by ちーこ | 2009-01-24 04:38
民族対立の暴力事件に思う
ジョコビッチは今までも散々その質問をされてちゃんと受け答えしてきました、しかし彼が何度いっても争いは起こるのです。
セルビアのいちスポーツ選手に全ての責任を押し付けるのは、あまりにも酷なのではないでしょうか。
私たち日本人には決して理解しようとしてもできません。 もし理解していると思っているのなら、それは表面的なことを知っていることぐらいです。
posted by 大山 | 2009-01-24 09:04
民族対立の暴力事件に思う
「暴力はいけない」という一言は政治の問題ではありません。それは人道の問題です。ジョコを応援にきたファンたちの暴力行為をどう思うかについて、事情を知る知らないはさておき、「残念だ」の一言がほしかったといいたいのです。それでないとこれらの行動を是認することになります。
ここでヨーロッパのサッカーの試合で暴力事件が起きた場合は、どうなるかを説明させていただきます。これはチームの責任になりチームが罰をうけることになります。その罰とは観客ゼロの状態で試合をしなくてはならず、Ghost Game(幽霊試合)と呼ばれています。つまりチームは一日の入場料を丸ごと失うことになり、ファンがそのような暴力事件がおこさないよう、細心の注意と警告、警備態勢をしき万全を計るのです。
テニスはチーム戦ではありませんが、ただ単に過激なファンがやったこととして片付けられない社会的な問題があり、もっと真剣に討議されるべきだと思います。
大山さんの「セルビアの一選手に全ての責任をきせるのはあまりにも酷」というコメントは不思議です。そんなことはどこにも書いておりません。日本人には分からないから、そういう問題には触れる資格がない、というご意見でしたら、私たちは世界に起きた事件、戦争について討論し、行動をおこすことすらできませんね。
記事には書きませんでしたが、対立が起こり易い国の選手はもっと自覚して、ファンに「暴力はやめるように」呼びかける使命があると思います。その過激なファンの行動によって、今回のように関係のない人々が被害に合うのは、軽く見逃すべきではないと思います。
私はジョコの公式サイトに「暴力反対」の言葉がほしかった、という旨のトピックでスレッドを設けました。ジョコファンからこてんぱんにやられることを覚悟で書きましたが、私の意見に賛同するコメントももらっています。
これからこのスレッドにいろんな意見が寄せられてくるかもしれませんので、興味のある方はご覧になってください。
http://www.novak-djokovic.com/forums/viewtopic.php?f=10&t=2243&p=134315#p134315
posted by Tennisnakama | 2009-01-24 13:52
民族対立の暴力事件に思う
クロチア人のリュービチッチが、この事件について騒動をおこしたファンに向かって「彼らはテニスの応援にきているのではなく、政治活動にきている。」ときびしく批判をしています。
詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
http://nz.sports.yahoo.com/tennis/news/article/-/5276550/ljubicic-slams-political-tennis-fans
posted by tennisnakama | 2009-01-24 14:35
民族対立の暴力事件に思う
民族間の争いは、スポーツ選手がおさめることはできません。それくらいでおさまるのなら、とっくにおさまっているでしょう。そういう点では大山さんの言うことも理解できますよ。平和な国に育った人が正義感からものを言うのは簡単なのですが、民族によってはそれが身体の危険を呼び起こすこともあります。それが自分だけではなく、家族にも迷惑を及ぼすかもしれないのです。ボスニアはいまだかなり政情不安で、暴力・テロ活動が耐えないようです。アメリカに離れているデリックは発言しやすい立場にいるでしょうが、いまだ家族共々セルビアを拠点にしているジョコには複雑な事情もあるかもしれません。
でも仮にジョコが何かこういう問題に積極的に行動をとらないとしても、nakamaさんが言うように今回「残念だった」という一言があってもよかったとは思います。
またタイガーが最近政治に関与するようになったのは、それが出来るような諸所の状況が揃ったからかもしれません。
posted by ちーこ | 2009-01-25 05:55
民族対立の暴力事件に思う
激しくこの暴力事件を非難したクロチアのリュビチッチは、勇気のある発言をして地球人として尊敬できます。
「スポーツは政治に利用されてはならない」という当たり前のことをもっと私たちが声を大にして叫んでいかなければならないと思います。間もなくジョコヴィッチもセルビアのジョコから世界の平和の貢献するジョコになってくれると信じています。
posted by tennisnakama | 2009-01-25 07:31
民族対立の暴力事件に思う
Tennisnakama様。初コメントです。毎回、楽しく拝見させていただいています。
私はシドニーに住んでいます。海外のトーナメントを観戦した際、印象づけられた点が2点あります。それは日本のトーナメントに比べ、はるかに観客フレンドリーな雰囲気であること(日本の大会は一見さんお断りのような雰囲気があって、一般の人にとっては敷居が高い感があります)。もうひとつは、民族意識を根底にした熱狂的な応援風景です。
海外のトーナメントを日本の知人に紹介する時は、必ずこの2点を説明しています。観戦したいという人には、後者について特に強調しています。トラブルに巻き込まれたら大変、という意識があるからです。
今大会前に、オーストラリアンオープンの主催者から、「警備を強化する」、旨の発言がありました。「悲しいことであるが、過去の事例を鑑みて警備を強化する」との報道でした。それでもやはり起こってしまいました。今回の騒動、オーストラリア国内では大きなニュースとして取り上げられています。
シドニーにいるので分からないのですが、日本ではこの騒動は報道されたのでしょうか?伊達さん、錦織君の活躍に刺激され、海外でテニス観戦をしたいという人は多いのではないかと思います。観戦に訪れる人たちの安全のためにも、テニス番組のなかで是非とも報道して欲しい、と希望します。
日本にいると分からないことが多いのは事実でしょう。でも。「日本人は知りません」、「私は知りません。日本人だから」、で良いのでしょうか?知らないことを認識したら、知ってみよう。知ったら、じゃあなにか行動してみよう。この意識が大事なのではないでしょうか?
幸い、Tennisnakamaさんが本ブログでこの騒動についてコメントしてくださいました。「海外の大会では、こういうことが起きているんだ」、読まれた方は新たな認識をもたれたかと思います。それが、さらなる海外情報の獲得、そしてなんらかの行動へとつながることを希望します。
Tennisnakama様。本騒動についてコメントしていただきありがとうございました。これからも私たちがなかなか知りえない情報、役に立つ情報を、本ブログに執筆されることを期待しています。
posted by Alpha Road | 2009-01-25 08:52
民族対立の暴力事件に思う
Alpha Roadさん、シドニーからのコメントとても嬉しいです。
人種間の暴動は日本にいては日常で起こらない事件ですので、どうしても観念的に捕らえられてしまうようです。ですからいくら説明しても分かってもらえない部分があり、仕方がないのかもしれません。
しかしこの観念的な発想からくる日本人の平和観は、現実的でないことが多く、それは日本の外交にも現れています。TVで見る暴動事件と、実際そこに居合わせて経験する事件との差は、埋め尽くされないほどのギャップがあります。日本ではTVスクリーンの世界で現実ではないのです。
私は知人をテロ事件で失っています。ですからこのような人種間の争いは他人事ではないのです。そのことは近々書くつもりでいますが、何がテニス界に起こり、彼らがどう考えているのか? そのギャップを埋めることに少しでも力になれればとブログを始めましたので、Alpha Roadさんのような方に応援していただければ、本当に心強く思います。
posted by tennisnakama | 2009-01-26 00:56
民族対立の暴力事件に思う
Tennisnakama様、返信ありがとうございます。
日本人の平和感、そして日本の外交の拙さに関するTennisnakama様のご意見、私もそのように感じます。それについて記すと、本1冊分ぐらいの分量(!?)になってしまうかと思いますので、ここでは論じることは控えさせていただきます。
リュービチッチのコメント、読みました。その内容について質問があります。お時間ありましたらお答えください。お願いします。
リュービチッチのコメントによると、「こんな騒動が起きるのはオーストラリアンオープンだけ」、「騒動を起こすクロアチア人はごく一部の人間で、大多数のクロアチア人はこのようなことはしない」とのことです。もしこの発言が正しいなら、騒動を起こす人たちは「頭に血が昇りやすいケンカっ早い人々」となり、たとえこの騒動の根底に民族問題があるとしても、主なる騒動の原因は「騒動を起こした人たちは騒ぎを起こすのが好きだから」、なのではないか、と推測してしまいました。
今回の騒動そしてジョコビッチが騒動に関するコメントを控えたことからか、裏には深い政治的背景があり、本件は取り扱いが難しい非常に微妙な問題である、とのコメントがいろいろなブログで見かけられました。しかし、もし上記の私の推測が正しければ、この騒動は単なる「チンピラ同士のケンカ」であって、取り扱いに慎重さを要する政治的な意味合いは薄いということになります。
そこで質問なのですが、このリュービチッチのコメントは正しいのでしょうか?ケガ人が出るようなサポーター同士の小競り合いが起こっているのは本当にオーストラリアンオープンだけなのでしょうか?USオープンでは起きていないのでしょうか?ヨーロッパ、南米のトーナメント会場ではどうでしょうか?
リュービチッチのコメントを読んで、不思議に感じた点です。ご回答いただければ幸いです。
posted by Alpha Road | 2009-01-26 09:04
民族対立の暴力事件に思う
Alpha Roadさん、ご指摘にあるように、この暴動事件はチンピラの事件と思ってください。次回に詳しい背景を書きますが、主な事件を起こした若者はブラックリストに載っている、オーストラリアに移住したバルカンの移民の3世です。彼らは会場に来る前にすでに酔っぱらって喧嘩をもとめてやってきます。ですから政治問題とは関係なく、彼らのアンチ社会的な行動が問題なのです。オーストラリアではこの手のグループが多いので大変手を焼いているのです。
しかしそのような背景が理解できない日本では、このバルカン戦争を美化しがちです。ここに日本人の平和観と世界とでは大きなギャップがあるのです。
ヨーロッパにおいても過激なセルビアのサッカーファンは暴力をおこすので有名です。良識のあるセルビア人にとってもこれは悲しい現実で頭を抱えているのが現実です。
ニューヨークタイムズでも取り上げられ、世界的にこの暴動を取り上げられ、彼らの行動は非難をうけています。それを1990年の惨事と関係づけて理解をしめそうとするのは、私の知る限り日本人だけです。Hooliganは、ただ単なるチンピラでしかないことを分かっていただきたいと思います。そしてアメリカのスポーツイヴェントではこのような事件は起こりえない環境にあることも知っていただきたいと思います。それはアメリカが人種問題にかかわる暴力闘争に確固とした姿勢が政府にも国民にもあるからです。
私が危惧したように、ジョコヴィッチの「関わりたくない態度」が厳しく批判されているのです。この件については明日にでも記事にしたいと思います。
posted by tennisnakama | 2009-01-26 09:29
民族対立の暴力事件に思う
Tennisnakama様
「この暴動事件はチンピラの事件、政治問題とは関係ない」と言うならば、何故にタイトルが”民族対立の暴力事件に思う”なのでしょうか?
最初からそう思っていたなら、わざわざ政治的なそれを臭わせるタイトルなど付けるべきではないのでは?読者は混乱するだけだと思いますがいかがでしょうか?
posted by 疑問 | 2009-01-26 11:07
民族対立の暴力事件に思う
疑問さん、<最初からそう思っていたなら、わざわざ政治的なそれを臭わせるタイトルなど付けるべきではないのでは>とは厳しいコメントですね。私がわざとけしかけてるように受けとれます。
それではセルビア人とボスニア人との対立は、民族でなければ何の対立と呼ぶのか教えてください。タイトルを書き直しますので。
posted by tennisnakama | 2009-01-26 11:32
民族対立の暴力事件に思う
Tennisnakama様
回答ありがとうございます。やはり「チンピラ同士のケンカ」の類だったのですね。
裏に政治的絡みがあり、ジョコビッチがコメントできないのは彼および彼の親族の身辺に危険がおよぶ可能性があるため、などといったコメントを読み、「そんなに政治的にシビアな問題なのか?」と思い質問させていただいた次第です。
「チンピラ同士のケンカ」であれば、ジョコビッチのインタビュー内容は合点がいきます。「チンピラのケンカなどは無視して自分のプレーに集中したい」、「これは主催者側がしっかりと警備すればよい問題であり、一選手がどうこう言うことではない」、「例え僕が止めろと言っても、どうせ彼らは騒動を起こすのだから」(以上、私が勝手に推測したジョコビッチの気持ちです)。ジョコビッチがこのように考え、コメントを控えた気持ちは分かります。しかし、たとえそうであっても、Tennisnakamaさんが主張されるようにジョコビッチは「半暴力」のコメントをするべきだった、と私も思います。「どうせ言っても無駄」などと思わずに、彼が繰り替えし発言してくれることを希望します。それが彼の役目でしょうから。
またジョコビッチの口から、事の真相を語ってくれることも希望します。なぜ彼はコメントを控えたのか?。その真相を語れるのはジョコビッチ、彼だけですから。
本騒動に関して、さらなるコメントを執筆してくださるとのこと、ありがたく思います。さらなる考察をされた記事、楽しみにしています。
posted by Alpha Road | 2009-01-26 11:33
民族対立の暴力事件に思う
上記のコメントに訂正があります。
「半暴力」ではなく、「反暴力」です。
訂正いたします。申し訳ありません。
posted by Alpha Road | 2009-01-26 11:40
民族対立の暴力事件に思う
Tennisnakama様
「この暴動事件はチンピラの事件、政治問題とは関係ない」と本当に心から思ってるなら”チンピラの対立”で良いのではないでしょうか。
私自身は今回の事件を含め、セルビア人とボスニア人との対立を「政治問題とは関係ない」とは思わないので”民族対立”と言いますが。
posted by 疑問 | 2009-01-26 12:09
民族対立の暴力事件に思う
相変わらず物事の上っ面しか見えないのですか?
ジョコが本当に思ってないとどうして言えるのか、不思議でなりません。
おまけにナンバーワンを取る為に必死になっている今、どうして責めることができるのか。
正論(っぽい事)を吐くことが如何に簡単か、思い知らされる記事ですね。
posted by 国警 | 2009-01-27 01:04
民族対立の暴力事件に思う
一体どういう経緯で、日本が背景が理解できないので、バルカン戦争を美化していると言えるのですか?
あなたこそ、新聞が取り上げれば、それを神の声のように取り上げるのは、メディアに振り回されているとしか言えないのではないですか?
しかも、あなたの取り上げた新聞の記事を書いたオーストラリアのジャーナリストは、自国の読者に、移民に偏見だらけの記事だとコメントで非難されてもいます。
それに、ニューヨークタイムズでは、ジョコビッチに非があるなんてどこにも書いていないですよ!
英語が読めない日本人をメディア名を使って扇動したり、記事を書いたジャーナリストをよく調べもせずに、自分の意見に合っているだけで使用するなんて、日本をバカにしすぎです。
Alpha Roadさんも、自分の推測が「チンピラ同士のケンカ」だというのを、Tennisnakamaさんに「この暴動事件はチンピラの事件だと思ってください」って言われないとわからないってのはおかしくないですか?
あなた、シドニー在住でしょ?
シドニーってのは、ニューヨークよりメルボルンに近いんですか?
それとも自作自演ですか?
残念ですが、効力はなかったですね。
日本在住の日本人は馬鹿ではありません。
posted by ヒドイ言いぐさですよ! | 2009-01-27 10:53
民族対立の暴力事件に思う
コメントを頂いた方々にお礼を申し上げます。これでコメントは打ち切らさせていただきます。
posted by tennisnakama | 2009-01-27 11:23