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1粒5万円、特大イチゴ「美人姫」 岐阜の農家開発

2009年2月11日14時4分

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写真奥田美貴夫さんが開発した特大イチゴ「美人姫」=岐阜市

 岐阜県羽島市のイチゴ農家、奥田美貴夫さん(55)が県ブランド「濃姫」を改良した特大イチゴを開発した。希望小売価格は1個5万円。「宮崎県の東国原知事が宣伝するマンゴーに絶対に負けない」と高級果物市場を席巻する意気込みだ。「美人姫」として意匠登録し、来年から販売する。

 「美人姫」は1個の重さが80グラム以上。県農政部によると、「濃姫」は最大サイズの3Lで重さの基準は28グラム以上のため、約3倍の「巨体」になる。

 奥田さんは30年以上かけて栽培方法を研究。苗がシーズン初めに開花する「第1花房」時に3〜5個の花房を残して摘み、栄養分を残った花房に集中させると、約40日後の「第2花房」時に特大イチゴが収穫できる方法を編み出した。

 来年1月下旬〜3月初旬に計500箱(4、5個入り)を出荷する予定。奥田さんは「糖度は15度以上で甘く、味、色ともに申し分ない。農家の利益も増えるので、農業離れに歯止めをかけたい」と話している。(鷹見正之)

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