写真:1粒85グラム!超特大のイチゴ「濃姫」栽培
1粒85グラムの濃姫のジャンボイチゴを栽培した奥田美貴夫さん=岐阜新聞本社

 1粒85グラム―。羽島市正木町三ツ柳、奥田農園経営の奥田美貴夫さん(55)が岐阜ブランドのイチゴ「濃姫」で、超特大サイズを栽培した。「試行錯誤し、ようやくこれだけの大きさで、形のいいものができた。量産を目指して改良を進めたい」と、意欲を燃やしている。

 奥田さんはイチゴ栽培約35年。ほかにはないイチゴを作って農産物の付加価値を高めたいと、味、色、形と三拍子そろったジャンボサイズのイチゴ作りの研究を重ねてきた。独自の栽培で大きく育てたイチゴを「羽島美人姫」と意匠登録し約10年前から販売。

 濃姫の栽培は7年ほどになる。昨年までは1粒で70グラム台が限界だったが作り方を変えた今年、1粒で80グラムを超えるイチゴができた。桐箱に入れて贈答用で販売するという。

 奥田さんは「ジューシーで甘みがいつまでも口の中で続くおいしさ」と太鼓判を押している。