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マレーシアでネズミ似の哺乳類も飲酒 独研究チーム発表

2008.7.29 10:03
このニュースのトピックス米国
マレーシアの熱帯雨林に生息する小型哺乳類「ハネオツパイ」(米科学アカデミー提供)マレーシアの熱帯雨林に生息する小型哺乳類「ハネオツパイ」(米科学アカデミー提供)

 マレーシアの熱帯雨林に生息するネズミに似た原始的な小型哺乳類「ハネオツパイ」がアルコールが含まれる果汁を日常的に飲んでいることが分かり、ドイツの研究チームが29日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。

 チームによると、ある種のヤシの花のつぼみに酵母菌の働きで発酵した果汁が蓄積。アルコール度数は最大3・8%で、最盛期には強いアルコール臭を放つという。

 ハネオツパイはこの果汁を日常的に摂取。体毛に含まれる代謝物の分析で大量摂取が裏付けられた。酔っぱらっている様子は観察されず、アルコールを効率よく分解する独特な代謝系がある可能性が高いという。

 アルコール摂取の始まりは5500万年前にさかのぼりそうだという。ハネオツパイは進化史上、霊長類の共通祖先に近いとされる。(共同)

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マレーシアの熱帯雨林に生息する小型哺乳類「ハネオツパイ」(米科学アカデミー提供)
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