「オーフェン!助けて!」
ルイズは絶叫した。
呪文が完成し、ワルドがルイズに向けて杖を振り下ろそうとした瞬間……
「我は放つ光の白刃!」
礼拝堂の壁が爆音と共に崩れた。
ルイズは絶叫した。
呪文が完成し、ワルドがルイズに向けて杖を振り下ろそうとした瞬間……
「我は放つ光の白刃!」
礼拝堂の壁が爆音と共に崩れた。
「貴様……」
ワルドは呟く。
光熱波に巻き込まれ、ルイズから遠くに飛ばされたワルドを、オーフェンが見据えていた。
「何故ここが解った?ガンダールヴ」
残忍な笑みを浮かべ、ワルドが嘯く。
「さあな」
ワルドは呟く。
光熱波に巻き込まれ、ルイズから遠くに飛ばされたワルドを、オーフェンが見据えていた。
「何故ここが解った?ガンダールヴ」
残忍な笑みを浮かべ、ワルドが嘯く。
「さあな」
オーフェンは口の端を歪め、軽く返し、
ワルドに向けてゆっくりと歩き出した。
「そうか、なるほど、主人の危機が目にうつったか」
ワルドは立ち上がり、服のすすを払い、腕を組んだ。余裕の態度であった。
「見過ごすわけにもな」
オーフェンも不敵に笑う。
「ずいぶんと優しいことだな?」
「そうかもな」
突然、オーフェンが大きく動いた。
右手から、投げナイフが放たれる。
ワルドがそれを風で逸らす内に距離を狭めようと、駆けるが、
ワルドは呪文を唱えながらも、距離を取る。
それを見て、背負っていたデルフを構えながらオーフェンが言った。
「なるほど。ただ魔法を唱えるわけじゃない……」
「そう言うことだ。隙など無い」
会話をしながらも、ワルドが呪文を完成させる。
「ウィンド・ブレイク!」
それを冷静に見ながら、オーフェンは変わらぬ調子で言葉を返した。
「だがな……隙なんてのは作るもんだ」
ワルドに向けてゆっくりと歩き出した。
「そうか、なるほど、主人の危機が目にうつったか」
ワルドは立ち上がり、服のすすを払い、腕を組んだ。余裕の態度であった。
「見過ごすわけにもな」
オーフェンも不敵に笑う。
「ずいぶんと優しいことだな?」
「そうかもな」
突然、オーフェンが大きく動いた。
右手から、投げナイフが放たれる。
ワルドがそれを風で逸らす内に距離を狭めようと、駆けるが、
ワルドは呪文を唱えながらも、距離を取る。
それを見て、背負っていたデルフを構えながらオーフェンが言った。
「なるほど。ただ魔法を唱えるわけじゃない……」
「そう言うことだ。隙など無い」
会話をしながらも、ワルドが呪文を完成させる。
「ウィンド・ブレイク!」
それを冷静に見ながら、オーフェンは変わらぬ調子で言葉を返した。
「だがな……隙なんてのは作るもんだ」
そう言うと、オーフェンはいつの間にか近くにいたルイズを右手で掴み……
「……え?」
「無能貴族バリアー!」
ワルドの放った魔法が飛んでくる、前へと何の遠慮もなく突きだした。
「ぎゃああああああああ!?」
思いっきり直撃し、なんともかわいらしくない悲鳴を上げ、昏倒するルイズ。
それを見て呆然とするワルド。
「……え?」
「無能貴族バリアー!」
ワルドの放った魔法が飛んでくる、前へと何の遠慮もなく突きだした。
「ぎゃああああああああ!?」
思いっきり直撃し、なんともかわいらしくない悲鳴を上げ、昏倒するルイズ。
それを見て呆然とするワルド。
そしてオーフェンはそのワルドの様子を更に見て、
「我は呼ぶ破裂の姉妹!」
何のためらいもなしに魔術を放つ。
「ってぬおおおお!?」
あわててそれを飛び退いてかわしたワルドに指を突きつけ、
「隙だらけだぜ!」
「我は呼ぶ破裂の姉妹!」
何のためらいもなしに魔術を放つ。
「ってぬおおおお!?」
あわててそれを飛び退いてかわしたワルドに指を突きつけ、
「隙だらけだぜ!」
とそれを敵であるはずなのに本気であわててワルドが返す。
「待てお前卑怯とか人道的にどうとか以前に
ルイズを助けに来たんじゃないのか!?」
「大丈夫だ。案外人間って死なないぞ。
俺のまぁ知り合いと数えてやっても良いタヌキは鈍器でしこたま殴っても死ななかったからな」
「待てお前卑怯とか人道的にどうとか以前に
ルイズを助けに来たんじゃないのか!?」
「大丈夫だ。案外人間って死なないぞ。
俺のまぁ知り合いと数えてやっても良いタヌキは鈍器でしこたま殴っても死ななかったからな」
「いやそれは絶対におかし――」
「我は放つ光の白刃」
と、台詞を言い切る前にワルドに突きつけられた指先から光が迸る。
「どひゃあああ!?」
それをなんだか妙な声を上げながら何とか回避したワルドに、オーフェンが冷静に言う。
「よし今回は既に隙だらけと警告してたわけだし卑怯ではないな。
これで問題は解決したと言うことにしておこう」
「我は放つ光の白刃」
と、台詞を言い切る前にワルドに突きつけられた指先から光が迸る。
「どひゃあああ!?」
それをなんだか妙な声を上げながら何とか回避したワルドに、オーフェンが冷静に言う。
「よし今回は既に隙だらけと警告してたわけだし卑怯ではないな。
これで問題は解決したと言うことにしておこう」
「いや人道とか――」
「我は放つ光の白刃」
「うひょわああああ!?」
回避……と言うよりかは半分吹き飛ばされるような形で飛び退き、
背中から煙を上げ、近くに在った始祖像に半ばもたれかかるような形でワルドが叫ぶ。
「卑怯にも程があるぞッ!?」
「うるせえロリコン」
「誰がロリコンだ!?」
「お前以外に誰が居る?」
「あ…はい、そう……ではない!卑怯とかそう言うレベルですらないだろう!」
「我は放つ光の白刃」
「うひょわああああ!?」
回避……と言うよりかは半分吹き飛ばされるような形で飛び退き、
背中から煙を上げ、近くに在った始祖像に半ばもたれかかるような形でワルドが叫ぶ。
「卑怯にも程があるぞッ!?」
「うるせえロリコン」
「誰がロリコンだ!?」
「お前以外に誰が居る?」
「あ…はい、そう……ではない!卑怯とかそう言うレベルですらないだろう!」
「お前も言えたことじゃないと思うが」
「……それもそうだが」
「よし、全員が納得したところで
俺はそこの何故かボロボロのルイズを連れて帰るな」
と、ルイズに近づくオーフェンに、『ウィンド・ブレイク』が飛んでくる。
それを横目で見ていたオーフェンは軽くかわす。
「……予想外の出来事に少し戸惑ってしまったが、予定に変わりはない。
手に入らぬのなら殺すまでだ」
「ロリコンが言ってると考えると犯罪者のセリフにしか聞こえねーな……」
と、今まで沈黙を保っていたデルフが初めて発言する。
「ロリコンではないっ!」
「いやどう考えてもロリコンだよなデルフ」
「そうだよな相棒」
「うがー!」
もはや完全に堪忍袋の緒が切れたのか、まともな言葉を話せてないワルド。
が、空気が変わる。
「本気を出そう。何故風の魔法が最強と呼ばれるのか、その所以を教育……ではない、教えてあげよう」
「後から訂正したところでもう遅いぞロリコン」
「……自然にそっちの言葉が出るって事はやっぱり生粋のロリコンだね」
「……それもそうだが」
「よし、全員が納得したところで
俺はそこの何故かボロボロのルイズを連れて帰るな」
と、ルイズに近づくオーフェンに、『ウィンド・ブレイク』が飛んでくる。
それを横目で見ていたオーフェンは軽くかわす。
「……予想外の出来事に少し戸惑ってしまったが、予定に変わりはない。
手に入らぬのなら殺すまでだ」
「ロリコンが言ってると考えると犯罪者のセリフにしか聞こえねーな……」
と、今まで沈黙を保っていたデルフが初めて発言する。
「ロリコンではないっ!」
「いやどう考えてもロリコンだよなデルフ」
「そうだよな相棒」
「うがー!」
もはや完全に堪忍袋の緒が切れたのか、まともな言葉を話せてないワルド。
が、空気が変わる。
「本気を出そう。何故風の魔法が最強と呼ばれるのか、その所以を教育……ではない、教えてあげよう」
「後から訂正したところでもう遅いぞロリコン」
「……自然にそっちの言葉が出るって事はやっぱり生粋のロリコンだね」
違うと言ってるだろう!とにかく!風の魔法が最強という所以を――」
と、両手を広げたところに、すかさずオーフェンが編んでた構成に魔力を流す。
「我は踊る天の楼閣」
すると、デルフが高速で転移し、ワルドが持っていた杖を粉々に砕く。
「……え?」
困惑するワルドに、オーフェンが淡々とした口調で話し始める。
「お前らの言う魔法と、魔術を比べてまぁ幾つか違う点は上げられるが……
取り敢えず今は杖がなければ唱えられない、と言うことを上げておこう」
「えーと?」
そして、彼がよくする、相手を恐怖させる類の笑顔をワルドに向け、告げる。
「で、風の魔法が最強の所以ってのは何だ?」
「えー、それはですね……」
「まぁ、最強って言うんだから今から光熱波を撃つから防いでみてくれな?」
「えー……と……」
と、両手を広げたところに、すかさずオーフェンが編んでた構成に魔力を流す。
「我は踊る天の楼閣」
すると、デルフが高速で転移し、ワルドが持っていた杖を粉々に砕く。
「……え?」
困惑するワルドに、オーフェンが淡々とした口調で話し始める。
「お前らの言う魔法と、魔術を比べてまぁ幾つか違う点は上げられるが……
取り敢えず今は杖がなければ唱えられない、と言うことを上げておこう」
「えーと?」
そして、彼がよくする、相手を恐怖させる類の笑顔をワルドに向け、告げる。
「で、風の魔法が最強の所以ってのは何だ?」
「えー、それはですね……」
「まぁ、最強って言うんだから今から光熱波を撃つから防いでみてくれな?」
「えー……と……」
その後、ニューカッスル城はレコン・キスタの軍勢が到着する以前に崩壊した。
性格が違うとか、描写が変とか言われたら素直に謝ります