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子供への暴力防止教育 CAP30年 意義を再確認 (1/3ページ)

2009.2.10 08:22
このニュースのトピックスいじめ問題
14歳の脳性マヒの少年の餓死を伝える米国の新聞を手に、虐待は物質的な豊かさが解決するものではない、と話すマタさん=兵庫県西宮市の市大学交流センター14歳の脳性マヒの少年の餓死を伝える米国の新聞を手に、虐待は物質的な豊かさが解決するものではない、と話すマタさん=兵庫県西宮市の市大学交流センター

 ■教職員や保護者…大人向けの必要性強調

 虐待やいじめなど、子供への暴力防止教育プログラムとして日本でも各地の学校で導入が進む「CAP」。1978年に米国で開発され、世界11カ国に広がる。米国ニュージャージー州のICAP(国際暴行防止センター)本部から2人のディレクターが1月中旬に来日。30年の歩みを兵庫県西宮市内で講演し、複雑化する社会情勢の中で、子供への暴力防止教育としてのCAPの意義を改めて印象づけた。(服部素子)

 CAPは約30年前、米国オハイオ州コロンバス市で、小学2年生の女児が登校途中にレイプされた事件を教訓に対応するために開発された教育プログラムだ。

 ICAPが指定する各国のトレーニングセンターで講座を受けたCAPスペシャリストが「安心、自信、自由」をキーワードに子供たちに人権の概念を分かりやすく説明。いじめや痴漢、誘拐、虐待、性暴力などあらゆる暴力に対し、自分で自分を守るための知識、情報、技術を年齢に応じたワークショップで伝えるとともに、子供の内なる力を引き出す。

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14歳の脳性マヒの少年の餓死を伝える米国の新聞を手に、虐待は物質的な豊かさが解決するものではない、と話すマタさん=兵庫県西宮市の市大学交流センター
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