ワルーエフ-Jルイスで決定戦 WBAヘビー級

2008年07月24日23時00分

 タイトルホルダー、ルスラン・チャガエフ(ウズベギスタン)が左足アキレス腱を切断したため、中止となっていたWBA世界ヘビー級戦は、チャガエフに挑戦するはずだった前王者ニコライ・ワルーエフ(ロシア、1位)と2位ジョン・ルイス(米)の間で争われることが決まった。試合は8月30日、ドイツのベルリンで行われる。
 WBA本部のあるパナマで開催された入札で、ワルーエフを擁するサザーランド・イベントが2百10万6千401 ドル(約2億2千5百万円)を提示。同じドイツのライバル、ウニヘルサム・プロモーションを約10万ドル上回り、興行権を獲得。まずはワルーエフ側が“先勝”したかたちとなった。
 両者はこれがリマッチ。3年前の初戦ではルイスに2-0判定勝ちを収めたワルーエフが王座に就いた。休養・治療中のチャガエフはWBAが“休暇チャンピオン”という扱いをとり、ベルトはく奪は免れている。ワルーエフ-ルイス戦の勝者がチャガエフと来年6月26日までに防衛戦を行うよう義務づけられている。
 なお、サザーランド・イベントは同日行われたWBA・S・ミドル級王者ミケル・ケスレル(デンマーク)-挑戦者ダニロ・ハスラー(ドイツ)の入札でも勝利を収めている。