イスラエルでは、日本時間の10日午後、総選挙の投票が始まります。パレスチナ自治区ガザを攻撃後、右傾化が進んでいて、極右政党の躍進も予想されています。
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が停戦状態となって3週間。イスラエルは10日、総選挙を迎えます。
最新の世論調査では、与党の中道政党「カディマ」が伸び悩む一方で、ガザを支配するハマスへの強硬姿勢を鮮明にする右派「リクード」が、選挙戦をリードしています。そして、今、注目されているのは極右政党の躍進が予想されていることです。
投票を翌日に控えて、極右政党のリーバーマン党首が嘆きの壁を訪れています。「我が家イスラエル」のリーバーマン党首は、イスラエルに2割いるアラブ系住民の排除を訴えているほか、ハマス壊滅作戦を主張しています。この極右政党が、カディマ、リクードに続き、第三党に躍り出るとみられているのです。
「私はこの国の大臣を務めている。お前は議員なのにテロリストと協力関係にあるだろう。『忠誠無くして国籍なし』。リーバーマンだけがアラブを知っている」(リーバーマン党首)
ガザ攻撃後、国内の右傾化が進むイスラエル。総選挙の投票は日本時間の午後2時から始まり、11日午後には大勢が判明する見通しです。(10日07:56)