キヤノン工事脱税:コンサル会社社長ら5人逮捕

2009年2月9日 22時02分 更新:2月9日 22時44分

 キヤノンの工場建設を巡って、大手ゼネコン「鹿島」(東京都港区)から受領した裏金など約9億7600万円の所得を隠したとして、東京地検特捜部は9日、大阪市の浪速コンサルタント社長、難波英雄容疑者(61)ら5人を法人税法違反(脱税)容疑で逮捕した。5人はコンサルタント会社「大光」(大分市)の大賀規久社長(65)の脱税工作に協力したとされる。難波容疑者は容疑を否認しているとみられる。

 逮捕容疑などによると、大賀社長が経営する大光や建設関連会社「匠」(東京都千代田区)、同「ライトブラック」(大分市)の計3社は大分市のデジタルカメラ生産子会社「大分キヤノン」の工場の造成・建設など4事業(受注総額約824億円)の工事を巡って、05年と06年の両事業年度に約2億9200万円を脱税したとしている。

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