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2009-02-09 22:17:26 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大大学院人文社会系研究科のH先生への質問 -神学研究の方法 6-

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H先生



日本は、神道と仏教の国で、仏教の場合、先祖代々のお墓は、多くの場合、天台宗(最澄、767-822年、「万人成仏」を説く、寺数約12000・信者数150万人)か真言宗(空海、774-835年、「即心成仏」を説く、寺数約12000・信者数1100万人)か浄土真宗(親鸞、1173-1262年、「絶対他力」と説く、寺数約20000・信者数1300万人)のいずれかの系統のお寺によって管理されており、その流れに沿って、引き継がれていますが、途中で変更しても、また、仏教からキリスト教に変更しても、自由ですが、伝統もあることで、そうするには、なかなか勇気がいるようです。私は、比較宗教学の研究のために、半分は観光気分ですが、近い将来、先祖代々の総本山を訪ね、修行コースを体験してこようと考えています。神学研究において、比較宗教学のひとつとして、みな、真面目に、そのようなことをしているのでしょうか。



桜井淳

2009-02-09 21:49:50 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大大学院人文社会系研究科のH先生への質問 -神学研究の方法 5-

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H先生



1月15日にお目にかかってから、しばらく後、いくつかの偶然の出来事が重なって、ぜひ会いたいと考えていたハーヴァード大大学院神学研究科のW先生と話す機会があり、ハーヴァード大における神学研究の方法と詳細な内容を把握することができました。すでに、1月15日に先生からおうかがいしていたため、特に耳新しいことはひとつもありませんでしたが、それでも、直接聞き出せたことは、大きな自信になり、また、ひとつ、前進したという感じです。先日描いた神学研究の方法を記したピラミッド構造的概念図は修正する必要がないことが分かりました。



桜井淳

2009-02-08 14:25:50 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大大学院人文社会系研究科のH先生への質問 -神学研究の方法 4-

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H先生



私はまだ一度もイスラエルの聖地エルサレムを訪れたことがありません。犬養道子『新約聖書物語(上、下)』(新潮文庫、1980)には、彼女の綿密な現地調査によって得られ、イエスがたどったコースと自然の描写が記されており、大変魅力的な地であるとの印象を強く受けました。私も近い将来、訪問したいと考えております。そして、イエスが生まれたナダレを初め、イエスが弟子達とたどったように、ガリラヤ湖を渡り、ヨルダン河西岸を南下して、昔のエリコ、ベタニア、ベツレヘムを経て(いまも同じ地名のものがあるのでしょうか)、エルサレムまで、ゆっくりと、歩いて旅をしてみたいものです。何も考えずに、ただ、黙々と。距離にしたら約200kmですから、できないことではないでしょう。エルサレム城壁内では、イエスが弟子達と過ごした最後の晩餐の"高間"の場所、それに、イエスが十字架刑に処せられたエルサレムの城壁の北のすぐ外の昔のゴルゴタの丘(いまも同じ地名のものがあるのでしょうか)も見てみたいと考えております。



桜井淳

2009-02-07 21:01:36 stanford2008の投稿

"水戸"だより-「第27回モンテカルロ基礎理論セミナー」の参加者のレベル-

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セミナーへの参加申し込みは、締め切りまでに、あと、2週間ほどあるために、まだ、最終的な集計にはなっていませんが、これまでの途中経過に拠れば、いつも期待どおりの申し込みがあり、今回は、武蔵工大大学院博士課程学生と阪大大学院教員も参加予定になっており、桜井淳所長による特にレベルの高いレクチャーが期待できそうですが、さらに、まだ、偕楽園の観梅 には早いものの、桜井所長は、各種学術セミナーを水戸で開催するようになってからここ2年半の間、すでに約70回になりますが、昼休みには、セミナー参加者を連れて、1時間で回れる千波湖・偕楽園・千波公園の自然と歴史の案内をしており(正式には、改めて、四季折々に開催する1日コースの「弘道館・偕楽園公園の自然探訪・歴史セミナー」も開催しています)、参加者の頭休めにも気配りしています。
2009-02-07 20:08:42 stanford2008の投稿

桜井淳所長から東大大学院人文社会系研究科のH先生への質問 -神学研究の方法 3-

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H先生



おそらく、先生も経験していることかもしれませんが、欧米の交通機関の中では、たとえ、キリスト教とかの本を読んでいても、ごく普通のことであって、誰ひとり気にもしなければ、顔つきにも、態度にも表しません。日本でも東京であれば、あるいは、欧米と同じかもしれませんが、地方では、そうは行かず、大部分のひとたちが違和感を露骨に表現し、中には、「頭がおかしいのではないか」と揶揄してきます。私も電車の中で神学の教科書や文献を読んでいた時に、そのような揶揄の言葉を投げかけられ、あまりにも大きな無知に深く失望させられたことがありました。日本では、神道・キリスト教・仏教の信者のうち、キリスト教の信者は、わずか1.5%にすぎず(本欄バックナンバー参照)、日本の歴史的経緯と教育方針からして、世界でも希な現象、すなわち、増えも減りもしないようです。


天照大神は日本神話の世界です。世界にも同様の神話は存在しています。ユダヤ教のヤハウェやヒンドゥー教のヴィシュヌ等、イスラーム教のアッラーは、神話の中の神の存在であって、ユダヤ教のモーセ、仏教の釈尊(お釈迦様)、イスラーム教のムハマンドは、歴史的に実証されている預言者です。キリスト教のイエスは、神であり、預言者なのです。ユダヤ教は、旧約聖書だけでなく、キリスト教の新約聖書の礎となり、なおかつ、その後も、独自の民族宗教として、世界で特有の存在感を示しつつ、今日に至っています。まさに、強烈であり、強いインパクトを受けます。


これまでのやり取りと認識から、神学研究の構造は、つぎのような"ピラミッド構造"になっているように思えます。研究に必要な基本的な教科書と文献を購入し、このような体系化を進めたいと考えています。


----------専攻している神学---------

----------神学や宗教学の哲学------

-----比較宗教学としてのユダヤ教----

-----比較宗教学としてのヒンドゥー教--

-----比較宗教学としての仏教--------

-----比較宗教学としてのイスラーム教-

--------旧約聖書と新約聖書---------

----歴史学、一般哲学、社会科学等----

------ヘブライ語やギリシャ語等-------



桜井淳

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