平成21年2月8日
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1.
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事件の概要
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由布市内の魚介類販売業者が2月6日昼頃煮付用として販 売した「フグ の卵巣」を購入し、家庭で調理・摂食した男性2名が2月7日フグ中毒に罹患したことが判明した。
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2. 患者 の状況等 |
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男性A(由 布市:70代男性)
○摂食年月日 : 平成21年2月7日(土) 9時頃
○発 症 日 時 : 平成21年2月7日(土) 11時頃〜
○症 状 等 : ふらつき、めまい、嘔吐、口のしびれ等を呈し、2月7日(土)18
時頃、由布市内の医療機関に救急搬送されたが、現在快 方 に
向かっている。
○調 理 状 況 : 2月6日(金)にもらったふぐの卵巣を、2月7日(土) 朝、家で煮
付けにした。
男性B(大分市:60代男性)
○摂食年月日 : 平 成21年2月7日(土) 12時頃
○発 症 日 時 : 平成21年2月7日 (土) 13時頃〜
○症 状 等 : 吐き気、口と手のしびれ等を呈し、2月7日(土)18時頃、大分
市内の医療機関に救急 搬送されたが、現在快方に向かってい
る。
○調 理 状 況 : 2月6 日(金)に購入したふぐの卵巣を、家でその日の夕方に
煮付 け、翌日朝に再度煮詰めた。
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3. 原因 施設 |
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○屋 号 : 甲斐水産
○営業所所在地 : 由布市挾間町向原311−1
○営 業 者 : 甲斐 七夫(かい ななお)
○営 業 の 種 類 : 魚介類販売業
○そ の 他 : 「大分県食の安全・安心推進条例」に基づく、フグ処理施設
の届け出を行わず、フグ処理登録者以外の 者 がフグを処
理していた。
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4. 原因 食品 マフグの卵巣
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5. 病因 物質 フグ毒(テトロドトキシン) |
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臨床症状 等からフグ毒と断定
(毒量については、大分県衛生環境 研究センターにおいてフグの卵巣残品、患者
の嘔吐物、血液等について検査予定)
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6. 措 置 |
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平 成21年2月8日(日)
中部保健所由布保健部は当該施設に対し、食品衛生
法に基づく営業停止及び施設改善の命 令と、「大分県食の安全・安心推進条例」に
基づく勧告を行った。
○営業停止:2月8日(日)から2月14日(土)まで7日間
○施設改善:@作業場の床の補修をすること
A作業場の壁の破れ部分を補修すること
○勧 告:直ちにフグの処理を中止すること
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