ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

スポーツ

腹に据えかねた!文科相「角界改善命令」も!

2月7日7時3分配信 スポーツニッポン


 不祥事続出の相撲協会に対して塩谷立(しおのや・りゅう)文部科学相は6日、「改善命令をするかもしれない」と厳しい姿勢を打ち出した。同文科相は、3日に大麻取締法違反(共同所有)容疑で逮捕された元幕内・若麒麟容疑者(25=本名・鈴川真一)の解雇処分を「軽すぎる」と差し戻したが、相撲協会は無視。監督官庁トップの再度のご立腹に、武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は態度を一転させ、週明けにも謝罪する意向を表明した。

 腹に据えかねた監督官庁トップの逆襲だった。この日午前の会見。塩谷文科相は「これだけ(不祥事が)度重なると(協会の運営体制は)今までの状態では済まない。監督官庁として意見を言ったり、改善命令をするかもしれない」と「改善命令」という言葉を出して厳しく指摘した。

 「改善命令」には重い意味がある。文科省は過去にも相撲協会に行政指導をしてきたが、同省によると「行政指導は監督官庁が意見を言うことで強制力はない。改善命令は狭義では強制力を伴っている」という。塩谷文科相は「国民に愛されるスポーツなので、それに値する形をつくる責任がある。話し合う機会を持ちたい」と直接出馬を表明しており、強い態度で協会改革に乗り出す覚悟をにじませた。

 伏線はあった。元若麒麟容疑者の「解雇」処分が決定した翌日の3日。甘すぎるとの批判の中で塩谷文科相は「再検討される可能性はある」と暗に“差し戻し”ていた。だが、協会幹部は「重い処分」と主張し、文科省への説明も「行く予定はない」と発言。文科相無視を決め込んだ。

 これでは、文科相が怒るのも当然だった。さすがに、武蔵川理事長は文科相発言を受け「日時は決まっていないが、行きますよ。いろいろな報告をしないといけない」と週明けにも出向いて謝罪することを表明。伊勢ノ海事業部長(元関脇・藤ノ川)も「再発防止に向けて、大臣からアドバイスをいただければ」と態度を一転させた。

 相撲協会の理事長が文科省に出向いて謝罪をするのは、北の湖理事長(元横綱)が時太山問題で5項目の指導事項を通達された07年9月以来。1年半ぶりの“ざんげ”は前回よりも重い意味を持つことになりそうだ。

最終更新:2月7日7時3分

Yahoo!ニュース関連記事

主なニュースサイトで 元若麒麟真一 の記事を読む
みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS