2009年02月06日

勝利の原因は日本食?

ナダル
日本料理がナダルの優勝の勝因とまではいいませんが、大きな役割を果たしたことは事実のようです。ライヴ放送から流れるTV放送で、ある解説者が、「ナダルは2日に1回は日本料理を食べて元気をつけている」と言っていましたので、気にはなっていたのです。その話はやっぱり本当だったのです。この写真を見てください。
http://www.atpworldtour.com/tennis/1/en/news/newsarticle_2048.asp

「TEPPANYAKI」と呼ばれるスタイルのレストランで、鉄板を囲み、肉やシーフードを目の前で料理してくれます。外国の映画に出てくるので皆さんもご存知だと思いますが、料理人がいろいろショーをやってくれるあの手のタイプのレストランです。

ナダル一行(トニーコーチ、父親、マネージャー、PR担当者、ナイキ担当者)がメルボルン滞在中、最低10回はあしげく通ったそうです。ナダルの好きな料理は、魚のグリル、寿司、シーフードチャーハン。ステーキが記事には抜けていますが、ナダルの大好物だということは知っていますので、多分ステーキもたっぷり食べてエネルギーをつけたのでしょう。

あんまりこのレストランにお世話になったものですから、ナダルは対シモン戦にオーナーの二人を家族席に招待しました。

ナダルのナイスガイ・ストーリーにはThe Endがないようですね。

Murray
英紙テレグラフの記事から
残念ながらマレーはべルダスコに5セットの激闘の末負けてしまいましたが、彼も日本食レストランに足げく通った一人です。

マレーの一番好きな食べ物は、もちろん日本食。そのなかでも寿司は幾ら食べても飽きないそうで、平均20カン以上は食べるそうです。

年末はマイアミでオーストラリアンオープンのために特訓をしたマレーの第1課題は、一日6000カロリーをとり、体重を増やすということでした。必死の努力が実って、81.7kgから87kgに増えたマレーは、メルボルンへ。しかし連日の熱暑のためか、体重は2kg減ってしまいました。

マレーは今まで4000カロリーを取っていましたので、余分の2000カロリーの摂取の話は涙ぐましいものがあります。

「朝食が大変なんだ。まず起きるとプロティンシェイクを飲んで、ピーナッツバターをつけたベーグルを食べて、何個かの卵を食べて、ヨーグルトやフルーツも食べて、それからまだまだ食べていかなくちゃならない。」

この朝食だけで私の一日分のカロリーです。聞いただけでゲップがでそうです。

余談ですが、べルダスコとの戦いでは、彼を応援するスペインの一団のヤジがものすごかったらしいです。(マレーの公式サイトの読者のコメント)これは他の人もヤジを聞いていたという話をききましたので、デタラメな話ではないように思いますが、「おまえは女だ」といった内容のスペイン語がいろいろ飛び交ったとききます。マレーはスペインでトレーニングを受けていますので、スペイン語が分かりますから、さぞかしdisturbされたことでしょうね。でもこのことは、一言も彼の口から負けの言い訳として出てきませんでした。「選手はつらいよ」ですね。

シャラポヴァ
彼女のニューヨークで好きなレストランは、最も歴史の古い「日本レストラン」です。オーナーの話によると、US Openの時は必ず何度も足を運んでエネルギーをつけるとか。お寿司、シャブシャブ、ステーキなど一度にペロッと食べてしまうそうです。あのかわいい顔で? 大食は顔とは関係ないですよね。

ヴァイディソヴァ
彼女のお寿司好きは有名な話。彼女は錦織選手と同じく、ボレテリに所属していますが、好きがこうじて、一日寿司職人の弟子入りしました。その模様をテニスチャンネルで見たことがあります。

このように日本食が圧倒的にテニス選手に人気があるのは、胃に負担がかからないライトなダイエットにあると思います。私も風邪がなおらないので、昨夜はうなぎでした。

(追記)
「どうせブログなのだから、きちんとした議論を期待する方が無理」という主旨のコメントがいくつかありました。しかしこの「どうせブログなのだから・・・」を見事にくつがえしたのが、フィルター制度の導入についての皆様のコメントでした。真面目にこの問題について意見をくださった皆様に心から感謝いたします。

昨日の新聞で、18人の悪質コメント者が摘発されました。日本ではこのような悪質な事件が何と昨年には1万件に近い数にのぼるとききます。この数字はほんの氷山の一角だと思います。嫌がらせを恐れず、皆が楽しく参加できる(もちろん反論も含めて)健全なブログコミュニティーづくりを目指して、まず現状を正しく認識し、問題対策について討論していく努力を続けていきたいと思います。

by tennisnakama

posted by tennisnakama |06:55 | オーストラリアン・オープン | コメント(3) | トラックバック(0)
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勝利の原因は日本食?

読みながらうなずいてしまいました。テニスプレーヤーに限らずアスリートがヘルシーメニューで寿司を食べることは聞いておりました。しかしここまで浸透してくると何とも言えません。
ダイエットのために炭水化物を減らしタンパク質を豊富にとることがよく求められますが、そんなに沢山の寿司を食べて、ステーキも食べて、さらにはプロテインまで飲んでみても消耗してしまうほどハードなスポーツ。だとすると30才の技術的にはピークを迎えても体力的に引退を余儀なくされることもいなずけます。
そういえば築地のどこだったかな?ボリテリキャンプではケイ君の巻きずしが好評なようで・・何かのTVで言ってました

posted by shundora | 2009-02-06 11:32

勝利の原因は日本食?

コメントするのは2度目です。
tennisnakamaさんのインテリジェンスには日々圧倒されております。
中傷めいた反論を様々な情報を織り交ぜながら論破していく過程はスリリングでシビレます。

ただ、時々見つかる日本語の間違いや不明瞭な言い回しが残念です。海外で生活されているとはいえ、ご自分のルーツである日本の文化伝統を大事にされているようにお見受けしますので、なおさら。

今回以下の「あしげく」というのがひっかかりました。単なるタイプミスでしたら、申し訳ございません。
>ナダル一行(トニーコーチ、父親、マネージャー、PR担当者、ナイキ担当者)がメルボルン滞在中、最低10回はあしげく通ったそうです。

宜しければご参照ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411791934

一々辞書を調べながら書くのは大変な手間です。
無理に難解な表現をせずもっと平易な言葉を使ってみては如何でしょう。

そうすれば、私のような「英語力も確固たる判断基準も持たない読者」にもtennisnakamaさんがもっと身近に感じられるかもしれません。

posted by 通りすがり_その2 | 2009-02-07 21:44

勝利の原因は日本食?

shundoraさん、
昨日私のコーチに寿司を食べに行こうと誘われてランチに行ってきました。彼女は生の魚が食べれないのですが、Sushiが大好きなのです。お分かりでしょうか。アメリカでは多くの人がカルフォルニア巻き系統の巻物が大好きで、それをSushiと呼んでいます。息子の小学校(マンハッタン)で「一番好きなたべものは?」のアンケートをとった結果、なんと第1がこのSushiだったのです。子供たちのいうSushiとは、この巻き系統のお寿司のことです。それにしてもこの巻き寿司はアメリカ人の日常生活にすっかり溶け込みました。

通りすがり_その2さん、
誤りのご指摘感謝します。うろ覚えで書く場合がありますので、このように指摘していただけると助かります。
さて「無理に難解な表現をせずに、」の件ですが、私のブログは、精一杯平易に書くように努めています。しかし何十年のギャップがあるので、簡単な言葉でも出てこないことがあるのです。それに現代用語を知りませんので、(例えば、レスとかいう言葉)一般的に使われている言葉でも使えない言葉が沢山あります。特に違う意味にして使われている外来語が氾濫していますので、これらの和訳英語は使わないようにしていることをご了解ください。




posted by tennisnakama | 2009-02-07 23:16

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