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更新日2009年2月4日

海洋情報部 韓国の航海用電子海図(ENC)について
(注意喚起)





 今般、韓国が刊行している九州沿岸のENC( KR3G3G00, KR3G3K00)に、
以下のとおり航海安全上危険を及ぼすようなデータが多々存在することが判明しました。
 韓国の水路当局に対しては既に連絡を行っているところですが、
同海域の航海には我が国刊行のENCを使用していただくようお願いします。



○九州沿岸の表示例




○韓国刊行ENCの九州沿岸地形等(白い線)は、日本測地系と推定され、南南東に約500mずれています。
 ENCの場合はGPSによる絶対位置を表示するため、海図情報が全体にずれていることは非常に危険です。

 
青線:海上保安庁ENCにおける海岸線及び等深線等
白線:韓国ENCにおける海岸線及び等深線等






○現状の地形と異なっています。
 ひびきコンテナターミナル及び白島石油備蓄基地が記載されていないなど、地形が著しく現状と相違しており危険です。



○灯台の明弧が逆転していたり、航路標識情報に誤りがあったり、著しく現状と相違しており危険です。



      ○浅所や障害物の情報が現状と相違しており危険です。