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2つの太陽を持つ系外惑星系が初めて発見された。これまで発見された惑星はすべて1つの太陽の周りを回っていた。
韓国天文研究院光学赤外線天文研究部のイ・ジェウ博士、キム・スンリ博士と、忠北大学の金天暉(キム・チョンフィ)教授らの共同研究チームは5日、連星(双子星)の周囲を回る2つの惑星を発見したと明らかにした。
これまでに発見された外系惑星は330個。しかし今回のように2つの太陽を持つ惑星系はなかった。研究チームの発見は映画「スターウォーズ」に登場する惑星タトゥイーンで2つの太陽が沈むシーンを考えるとよい。連星は互いの重力に縛られて回転し、地球と月のように公転と自転をしている。このため2つの星の明るさは周期的に変わる。
発見場所はおとめ座方向に約590光年離れたところ。2つの惑星は連星の質量重心を中央にしてまわっている。惑星の質量はそれぞれ木星の8.5倍と19.2倍で、表面温度はマイナス3度とマイナス43度と推定される。
研究チームは小白山(ソベクサン)天文台の口径61センチメートルの望遠鏡と、忠北大学の35センチメートルの望遠鏡を利用し、2000年から昨年までの9年間にわたり宇宙観測を行い今回の成果を上げた。
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