ワシントン(CNN) 赤字に悩む米郵政公社のジョン・ポッター総裁は28日、このままでは週6日と定められている郵便物の配達制度が維持出来ないとして米連邦議会に対し同制度を週5日に変更するよう要請した。上院国土安全保障・政府活動委員会の小委員会で表明した。
日数削減は、郵便量が少ない火曜日などを想定している。同公社の赤字幅は昨年、28億ドル(約2500億円)を記録。郵便量が減少する一方、コストが上昇していることが背景にある。総裁は、この基調に変化がなければ、現会計年度での赤字は約60億ドルに膨らむ可能性があるとしている。
昨年の郵便物数は約2020億個で、前年より90億個減少した。過去最大の落ち込み幅となっている。
週6日間とする郵便配達の制度は1983年に出来た。