【動画】米旗艦「ブルーリッジ」が長崎寄港 県市の回避要請の中、14年ぶり
神奈川県横須賀配備の米海軍第七艦隊の旗艦「ブルーリッジ」(一九、六〇〇トン、トム・バーク艦長ら約九百人乗り組み)が五日、長崎に寄港した。同艦の長崎港寄港は被爆五十年の一九九五年九月以来、二回目。米軍艦船としては四年連続となる。
米海軍は目的を「友好親善・交流」と説明している。ブルーリッジは午前十時ごろ入港し、小ケ倉柳西岸壁に接岸。現地では、平和、労働団体などが寄港に抗議した。九日午前九時の出港を予定している。
核保有国である米国の軍艦の長崎寄港をめぐっては、港湾を管理する県、長崎市が「被爆地の市民感情を理解してほしい」などと日米両政府に回避を要請したが、米海軍は予定通りの入港を決めた。
ブルーリッジは西太平洋とインド洋を管轄する第七艦隊の指揮艦。県によると、米軍艦船の長崎寄港は記録が残る六七年以降、十七隻目。
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