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VIOZONEの取材

February
03
2009

 ある雑誌の取材でVIOZONEのことを聞かれました。「キーボード、一時話題になりましたけど、本当はどのくらい汚いのでしょうか?」この質問には、答えようがありませんでした。そして、雑菌検査の方法を教えてあげて、一度おやりになってみてください、言いました。参考に社内テストの結果を見ていただいて、それから「感染経路としての可能性」に関して、ご説明もいたしました。記事になるのかどうかは分かりませんが、広義で一般的な注目をどれほど集められるかというと、それはキーボードに近い位置の人がどれほどいるのかに関係してくるのだろうと思います。普段キーボードを使っていない人や時々使う程度の人にとっては、まったく関係のないことなので、一般的な議論は喚起しにくいとは思います。仕事で8時間、パソコンの前に座ってキーを叩いてる人って、一体どれくらいいるのだろう?と正直僕も思いました。僕の場合、それこそ多い時では20時間くらい連続で、使ってたりしますし、ほぼ毎日キーボードとともに生活しているようなものなので、仮にキーボードが非常に細菌やウイルスで汚染されているとすれば、僕にとっては物凄く脅威なのだろうと。ですからもちろん、VIOZONEはテストを兼ねて使い続けていますし、そういう考え方でいいのじゃないですか?とご説明しました。

 

 それから僕が積極的に使用をお勧めしているのは、医療関係や行政等公共の事業体であるということも説明しました。とにかく、このような場では、積極的にお使いいただかないといけない、と何か使命感みたいなものがあります。有事の時には絶対に麻痺してはいけないポジションというのがあります。一般企業は休めても絶対に休むことが許されない職場では、細心の注意を持って対策を行って欲しいですし、キーボードは当然のことながら重点が置かれてしかるべき対象と考えています。

 

 

 

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |

浅間山噴火

February
02
2009

 群馬に住んでいると浅間山がよく見えます。特に冬場は雪で白くなった山頂から1/3程度のところまで見えます。今朝、その浅間山が噴火したというニュースでちょっとビックリ。東京で火山灰が降ったという報道もあって、慌てて外に出て車を見ると、どうやら太田市方面へは飛んでいなかった様子でした。浅間山は活火山で結構よく噴火します。もう35年ほど経つと思いますが、大きな噴火に見舞われたとき、軽井沢の知り合いの家は、50cmほどの石が飛来して屋根に穴があいたと言ってました。浅間山の噴火というのは、昔、関東ローム層を形成する大きなファクターだったということで、相当に長期間、活火山であることが分かります。今回の噴火の規模は小さそうなので、安心しました。そうしたら・・・今度は桜島が噴火したと・・・。同時噴火になにやら因果関係がなければいいですが・・・・。

 

 

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お陰様で好調です

February
01
2009

 休日でしたが、最近の販売状況を報告していただきました。1月は後半の状況が今ひとつでもあり、販売は前月比▲2%と残念な結果に終わったそうですが、対12月比であるなら立派なものだと思います。ところで内訳の話の中で「ALCADIA FX2000」が非常に好調で、間もなく第一ロットが完売するということでした。僕としても非常に嬉しい報告となりました。SILVER、BLACKともに半数くらいであるということで、BLACKが人気かな、と思っていたので少々意外な感じがしました。しかし、僕としても「最高の出来」と思っていますので、それが少しでもウエブページを通じてお伝えできたかな、と思うと本当に嬉しいです。嫌なことも有りますが、こういう嬉しいことは一入ですね。

 

ALCADIA FX2000

 

> http://windy-online.com/case/alcadia_fx/2000/

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ふとどきな輩

 再三僕のブログに誹謗中傷を書き込む輩がいて、その内容があまりに酷いので、監査役に相談してご意見をいただきました。そしてWiNDyクラブ会員名簿を調査していただくと案の定、複数名での重複登録はもとより、電話番号等も虚偽の記載がなされていました。あまつさえ、規約違反なだけでなく法的に非常に問題があるということで、僕個人および会社として法的な手段を検討することになりました。

 

 書き込みは徐々にエスカレートし、父に関する誹謗にまでおよび果ては2ちゃんねるに書き込んでいるのは自分だとばかりに脅迫めいた記述をする始末。最近、ネット掲示板に関する問題が多発する中、これ以上放置は出来ないというのが、監査役の見解でもあります。実際、このような輩の書き込みに惑わされることが無いとはいえないと思いますし、少なからず想像、虚偽、でっち上げに基づく書き込みを面白半分でしているとすれば、これは断固として許すことの出来ない行為です。

 

 僕やWiNDyに対して嫌悪感があるなら、来なければいいし、あえてそうすることは嫌がらせや悪意に満ちた行動と取らざるを得ません。

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F1参戦しなくても・・・

January
31
2009

 業績が厳しくなってFIや8耐の参戦を取りやめたHONDA。TOYOTAは今のところ参戦する意向みたいですけど。例年ならば今頃はシェイクダウンや合同テストの季節なのに、今年は華やかさがないですね。それはそうと、HONDAがF1を止めたことは、あちこちで物議をかもしていて、英国ではF1チームの(自動車)メーカー認定をするとかしないとか、売却先が見つからないとか。認定すれば国の援助が受けられるということみたいですが・・・。

 

 まぁ、F1やってても市販車にフィードバックできる技術なんかほとんどないわけですし、宣伝効果が期待できないと思えば止めるのに抵抗はないと思います。F1技術は市販車技術とはあまりにかけ離れた領域にあるわけで。以前にもF1撤退してた時期があって、業績が上向いたら戻ることを決めたという経緯がありますから、今期そうしていろいろ経費を削減して黒字を確保したとのことなので、それは正しい経営判断でしょうね。

 

 でも、現在小型車やワンボックス車が主流になっていて、これからはハイブリッド車を押し上げないといけない事情があるとすれば、F1なんてやってる場合じゃないでしょうね。大企業に成長してしまった今、HONDAにとってF1の比率というか比重は徐々に縮小してきてということでしょう。それよりも、個性的な車、コンパクトカーの決定版みたいなのを作って欲しい。都会ではタウンカーとして使えるような仕様、そして田舎では少々ロングドライブも楽にこなせる仕様が選べる。軽カーは操作系、特にブレーキやアクセルの剛性感が心もとないのが欠点ですね。あとはステアリング剛性も。ついでに欲をいうとシートサイズもですか(笑)。軽カーのパッケージで4人乗れなくても2人で十分ですので。衝突安全性を考慮すると2人がいいと思いますけど。

 

 HONDAらしさというのは、カリカリのスポーツカーではなくても、ギンギンのヨーロピアンでなくても表現できると思います。セダンをRとか言ってチューニングしてスポーツにする必要もない。一つくらいはスポーツカーあってもいいですが、スモールカーで個性的なデザイン、個性的なパッケージ、そういうの作れるんじゃないかと期待しています。

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不動産業界の憂鬱

 昨年のサブプライムショックでいち早く影響した業界として不動産業界が上げられます。ここ2~3年、大都市圏の不動産価格が急騰して、ミニバブルなんていわれていましたが、これは実は海外ファンドや国内リート組成による不動産の証券化が盛んに行われて、その販売が非常に好調なのを背景に回転していたという、まさにディリバティブ天国だったわけですね。国内経済の度合いからして沿うそうに実需が拡大していたわけではなく、またマンション販売なども一種の需要サイクルの節目だったことも原因したと言われていますが、いずれにしても活況を呈していたことは間違いありませんでした。しかし、この金融ショックで不動産の需給が止まった。いや、それ以上に不動産を動かすための資金供給が完全に止まった状態に陥りました。買い手である海外ファンドが金融危機で大きく傷つたため、という解説ですが、ことはそう単純なことではないと思いますね。黒字倒産という見出しも大いに踊り、銀行の貸し渋りがクローズアップされるきっかけにもなりましたが、簿価上の黒字と「営業キャッシュフローマイナス」とは同居しますから・・・。精査すれば必ず「キャッシュフローマイナス」が原因であることが分かり、これは実質的な「赤字」と言える状況ですね。

 

 さて、急激な変化に見舞われた金融業界の影響が、今後ジワジワと実体経済に波及すると言うことは否定できないです。僕は、「実体経済は底打ち」と書いたり、また「現物ビジネスへの影響は数パーセント」「すでに内需は上昇プロセス」と書いたりしました。しかし、同じ「現物ビジネス」であっても、不動産の場合はちょっと違います。なぜなら不動産のミニバブルの需給実態は「投資」であったからです。大都市圏で供給されたオフィスビル、高額マンション、商業施設のほとんどはその実需以上に「投資」としての「需要」が根拠になっていました。言うまでも無く、現在の金融の実態は非常に危機的な状況です。特に海外(アメリカやユーロ諸国)の金融業にとっては、回復不可能であると断言してもいいと思います。ヘッジファンドも投資銀行も大本の資金供給源は商業銀行ですから、ここがダメならずべてダメと言っても決して言い過ぎではない。アメリカの不動産が下げ止まりか?という記事も散見されますが、有り得ないとこです。不動産と言うものは、年月とともに資産劣化するもので、アメリカやユーロ諸国の不動産評価というのは減額されないわけで、これはこのまま通用する手法ではありません。中古住宅の価格が下げ止まった、と言う指数ほど当てにならぬものは無く、これは日本の方がまったく健全だと思います。つまり、「不動産は劣化する資産」であると言うことからして、中古物件に関しては価格の下げ止まりは無いです。売買がなければ資産価値は劣化する、当然のことです。

 

 いま、なぜこの話題かというと、こと不動産価格に関しては、金融危機 → 株価暴落 → 不動産価格暴落 というプロセスは資本主義経済の唯一の不文律であるからです。金融危機となり株式や債券が暴落したこの半年間、世界経済は急激に不況となりました。そんなことは当たり前で、今回の金融危機の一番の原因はサブプライム債権でもなくCDSでもCDOでもない。最大の原因はレバレッジ、証拠金取引の急激な拡大であることは火を見るよりも明らかです。これは元FRB議長のグリーンスパンも認めています。手元資金が10億円ならば、これを担保に金融機関から10倍の資金を借りる。10倍と言えば100億円です。そんなに借りられないないだろう?いや、借りられたのですね。その資金を「株式や債券で運用する」ことを確約すれば、景気のいい時期であるなら融資にリスクは存在しない(と思われる)からです。その100億円の資金で株式や商品先物、為替などの取引を30倍のレバレッジを効かせて行えば、10億円が3000億円として運用できるわけで、5%の運用益でも150億円、税引き後でも100億円以上の純利益が手元に残る。こんな運用を世界中例外なくやっていたわけですから、一度マイナスのサイクルに入ると、リスクにもレバレッジがかかってしまいます。実質の被害が50%であっても、それは3000億円の50%ですから1500億円なわけで・・・。これでは、容易に立ち直ることは出来ないでしょう。そしてその1500億円のマイナスの影響が直接影響するのが不動産業界であるわけです。

 

 資本主義の歴史を検証すると、金融危機の約1年後に必ず不動産の大暴落が起こっているのだそうです。これは、すなわち今年から来年にかけて、不動産は大暴落するということを意味しています。金融機関やファンドなどは、株式や商品先物やデリバティブが暴落するとまず、現金資産を確保することから始めます。日本の株式市場が暴落したのは、まさにこの影響です。それで現金化が終わると清算業務へと移行します。その清算業務の中に「不動産の現金化が含まれるから」というのがどうやら原因らしいのですが、相場というものは株式のような市場でなくても取引実態ですから、価格は需給で決まります。今後、不動産は完全に売り手市場へとなります。そうなれば、価格はこれも確実に暴落を始めるでしょう。

 

 日本にとってこれは非常に厄介なことです。バブル崩壊以後、長く日本経済が低迷している最大の原因は不動産資産の劣化による資産デフレであったからです。そのことをアメリカの金融当局者達は少し甘く見過ぎてると思いますね。中小企業や個人は不動産担保で資金調達を行っています。住宅ローンも当然この中に含まれますが、いわゆるマネーサプライの裏づけが不動産なのですから、これが劣化してゆくと当然、デフレになる。今回もまたバブル後と同様に不動産が急激に劣化して資産デフレになるのは必至ですね。

 

 いま、車でも家でも中古物件の市場は比較的堅調だと言われています。しかし、今年は恐らく投売りの状態に突入すると思います。株式を見れば換金売りで相場が暴落した。在庫を多く抱えた不動産業者は必ず換金の必要に迫られますから、徐々に不動産価格は下がります。そして何かがきっかけで暴落する。そうなると換金した資金では新たな不動産投資が出来ないので、尻つぼみです。その後は、不動産価値が劣化すれば、中小企業の担保価値が下がり、非常に苦しい状況に追い込まれます。これがバブル崩壊後の日本の貴重な教訓であったわけで、普通良識ある政治家であるなら、また行政当局者であるなら、いまから緊急に手立てを講じなければ危険な状況であると危機感を募らせて当然なのです。

 

 こういう制度はどうでしょう?国が出資して不動産の買取企業を作る。サービサーではありません。不動産をそのまま買い取るわけですね。中小企業の担保物権を買い取り、融資を清算して賃貸する。個人住宅ローンも同じです。原資は約200兆円の埋蔵金。下手にCP買取や融資をするよりもはるかに効果的であると思いますけれどね。

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